轟々と強い風が吹く。吹き飛ばされないよう、アタシは走り続けていた。
荒れ果てた山の斜面をしっかり踏みしめて、駆け上がっていく。
暗闇の中、目的の橋がようやく見えた。
・・・風に吹かれて、今にも壊れそうなあの吊り橋さえ越えたら、もういいんだ・・・
・・・いち、にの、さん!!・・・
勇気を出して、ダッシュする。強風になびくハチマキを引き引き、アタシは走る。赤い靴で走り続ける。
ミシミシ!!
橋が揺れる。ぐらぐらと左右上下に大きく揺れる。
でも、アタシは走らなくちゃいけない。
・・・なぜ?・・・
走りながら、自問自答する。こんなのフツーの女子高生じゃない。
こんな嵐の日は、おとなしく家でテレビを見ながら、スナック菓子をボリボリ食べて笑いこけるか、携帯で友達や恋人と話しこむのがフツー。大胆な娘なら、ひょっとして彼とえっちでもしてるのかもしれない。
・・・なぜ?・・・
それは、アタシの目標の人がそこにいるから。
帰ってきたって、聞いたから。
だから、アタシは走り続けるんだ。
早く会わないと、またどこかへ行っちゃう、風来坊みたいな人。
・・・早く、早く・・・
これって恋してるみたい、うふふ、ってつい笑っちゃう。
恋してるかのように、離れ離れになっていた遠距離恋愛の恋人と巡りあうように、早く会いたくてしかたがない。
そして結果がどうなろうと・・・どうであろうと、拳を交えてみたい。
吊り橋を走り抜けた。さあ、着いた、と思って向こうを眺める。
城跡。荒れ城の跡。崩れかけた天守閣と石垣だけが、その名残。
由緒なんて知らない。誰かいつ、作ったか、なんてどうでもいい。
今はあの人の棲み家。
その城の名を、朱雀城、といった。そしてそこに住んでいる人の名は、隆といった。
アタシの憧れの人。目標の人。強い人。
・・・ひょっとして、恋をしているのかもしれない・・・
駆けながら、アタシはそう思った。
・・・だって、かよわい女子高生が嵐の中、こうやって会いにきてるんだよ!友達のおケイなんていっつも、アタシを笑うんだよ!!・・・
・・・「いいかげんにしなよ!」って。ど~して判ってくれないんだろ?アタシのこの情熱を・・・
・・・ど~して判ろうとしないんだろ?アタシのこの青春の輝きを・・・
膝ほどまで生い茂った雑草を踏み分け、石垣をよじ登る。どこかに地元の役所が作った入口があるはずだけど、こう暗くちゃ判んない。
石垣の上に立つと、またひときわ、風が轟と吹いた。
灯りがぽつんと見える。隆さんが野宿(?)するためのものだ。
アタシはとことこ近づいていく。もしご飯でも食べてるところに、ストリートファイトを挑んじゃったら、かわいそう。少しくらい待ってあげなきゃ。
・・・楽しい食事の時間だもんね・・・
崩れかけた天守閣、そこに粗末な隆さんのねぐらがあるはずだった。
ひょいと天守閣を越えようとしたその時、アタシはすごい光景を見た。
絡みあう2つの肉体。こんな嵐の晩に、互いの身体をせめぎあう2人。
汗まみれになって、身体を重ねている。
「あっ、あっ、ああ!」
胸まであらわにして、下になっている女。もういつもの青い服は地面に脱ぎ捨てて、隆さんにされるがまま。
違う。
されるがまま、じゃない。下から責めているのだ、その証拠に隆さんだって苦しそう。
ぷは、と言って唇を重ねる2人。たちまち隆さんは呼吸が辛くなり、女を振りほどく。だけど、すぐにまた女が隆さんの首に抱きつき、口づけを求めるのだった。
「・・・あん、ああ!あっ、いい、いい、いい、いいっ、そこ、いいところよっ!!」
半身を起こそうとするお団子頭の女、春麗さんが絶叫している。
隆さんは、そんな春麗さんを地面に押さえつけようとするけど、むだ。だめ。だって、春麗さんは、何回だって起き上がってくるから。そうしてまた身体をこすりつけていくのだ。
がし、がし、がしっ、
そんな筋骨のぶつかり合う音。本当ならストリートファイトのような音。
だけど2人はお互いを貪りあってる。ひたすらに、一途に、ただ獣のようになって。
「う、う、う、う、ううっ、ん、ん、んっ!だめのことよぉ!!」
絶叫する春麗さんの口から、歓喜の涙と一緒によだれが落ちる。
・・・気持ちよさそう・・・
って、黙って見てるアタシは思った。頭にかーっと血が登っていく気配。歩き疲れた足が痛いし、太腿だってがくがくしてる。
うんにゃ、私は首を振る。違う。疲れてるんじゃない、だってその証拠に、アタシの身体の奥が妙にじんじんしてる。痺れてる。
試しに改造セーラー服のスカートの中に指を突っ込むと、何かが湿ってる感じ。汗じゃない。
・・・アタシ、興奮してる?・・・
2人の激しいえっちを見て、どうも感じちゃってるみたい。くらくらする頭。すっぱい唾が口の中に湧いてきてた。
視界が狭まってきたような錯覚がした。ちょうど柔道系の人と戦って絞め技を食らった時、よくこんな感じになる。立っていられなくって、アタシはしゃがみこんでしまった。
でも指がスカートから出てこない。むしろ奥へ奥へと入っていく。
膨らんだ赤いブルマの曲線を、中指でなぞる。ぞくぞくしちゃう。指のお腹がブルマ越しのアタシに引っ掛かり、気持ちいい。
でもアタシの目は、尚もがしがし絡みあう2人から離れられない。釘付けだった。
「あ、あ、ああ、ああ、いい、いいっ!き、気持ちいいことのところっ!!」
春麗さんは、今度は寝そべって、後ろから隆さんにされてる。ハチマキだけをつけた隆さんは、うんうん唸りながら、腰を捻っていた。ここからでも、隆さんの立派な・・・その・・・あの・・・あれ・・・おち・・・んちんが、春麗さんへずぼずぼ出入りしてるのが見えていた。
・・・ん、ん、ん、んっ!ああ、すごい、すごいよ、隆さん!!あ、あ、ああ、アタシだって・・・アタシだって・・・でもあんな大きいのが・・・来たら、アタシどうなっちゃうのかな?・・・痛いのかな、いいのかな、春麗さんみたいにヒイヒイ悦んじゃうのかな?・・・
羨望するアタシ。思わず指をブルマの中に入れちゃう。もうパンツがぐしょぐしょだ。
濡れている。びしょびしょ。たった数メートルしか離れていない2人を見て、こうなっている。
だめ、がまんできない。こんなわずかな快感じゃ、物足りなさすぎる。
アタシは膝をついて、ブルマとパンツを脱いじゃった。そして、またしゃがみ直して、指で女の子を慰める。もちろんその間も、2人を見たまんまだ。
「好!我感頂点、頂点!!」
春麗さんが中国語で何かを叫んでる。最初の2、3コトだけ判ったけど、後は意味不明。とりあえず気持ちよくって叫んでるってことだけ、確かに判る。
ゴクリ、アタシは咽喉を鳴らして、いよいよ女の子をこすり続ける。固くなった肉の芽がどんどん発達し、そこを撫でて高まっていく。
「我望泣!望泣!!あ、ああ、ああ、ああん!!」
・・・アタシだって、アタシだって・・・ああん、いいっ、いいよう!・・・
びくん、びくん、座ったまま身体が震える。いった。でももっといきたい。
尚も肉の芽をこすろうとした時、がん、って衝撃が来て、アタシは後ろから押し倒されていた。
「?!」
「・・・いけないなァ、独りで悪さしちゃあ・・・」
そう言って、汗臭い道着の男がアタシのまくれあがったスカートの中へ、指を入れる。
「あン!」
思わず声が出た。隆さんと春麗さんに聞こえたらまずい、そう思って口をつぐむ。
その間にアタシはずるずる男に引きずられて、石垣の向こうに運ばれていった。ようやく、男はアタシをひっくり返すと、
「ノゾキはいかんよ、いかんよ?!」
自慰行為でよくなってるせいか、妙に身体が動かないのをいいことに、男が左手でむきだしの女の子をいじり始めた。
「あっ、あっ、あっ、ああ!」
男の手を掴みながら、アタシは悶えていた。
・・・だめ、感じちゃだめ、でも、でもっ、気持ちいい!!やめて欲しくないのっ!・・・
薄目を開けて、ようやく男の顔を見た。
いかつい顔、似合わないポニーテール、悪趣味極まりないピンクの道着。
「ダ、ダンさんっ!」
火引弾、サイキョー流とかいう空手の流派のダンさんだった。
・・・やだっ、ダンさんみたいな人になんか・・・やだっ、やだっ、やだよっ!・・・
でも手が離せない。アタシを触る手をどうしてほどけないんだろう?むしろダンさんの手をしっかり握ってるアタシ。
掻き回して欲しい。よくして欲しい。感じさせて欲しい。だって、隆さんたら、あんなに大きいのを春麗さんにブチ込んじゃってるんだもの。
見てたら、頭の中、おかしくなっちゃたよ、アタシにもして欲しいよ、あ、あ、ああっ!
「・・・なんだ、さくら、お前、ぐちょぐちょじゃねえか。」
「あ、ああ、だ・・・だめ・・・」
「何がだめだよ、子供みてえな顔してるくせに、こんなに濡らしちまいやがって、へっ、ホレホレ!!」
無骨で、いかつくって、節くれだった指がアタシをいじくりまわしてる。荒々しく強引に大切なところを摘まれ、弾かれて、あまつさえ中へ捻じ込まれていくのだ。
痛いのに、こんな乱暴なの、いやなはずなのに、アタシ感じてる。ネチョネチョしてる。とにかく濡れている。
「こっちもしてもらうとすっか!」
ダンさんはアタシの顔を持ち上げさせて、自分の股間へ持っていく。アタシの視線は、もっこりしたダンさんのそれから離れられなかった。
むぐっと、自ら顔をそこへ押し当てていく。ダンさんが驚いたように、
「へえ、自分からするなんて、驚いたな~」
何て言われても構わない。咽喉がからから。胸がどきどき。
ダンさんの汗臭い匂いにくらくらになりながら、その固さと熱さを頬に感じている。手を掛けて道着から取り出そうとすると、
「咥えろ!」
短くダンさんが叫んで、道着を脱ぎ捨てた。
「大っきい・・・」
ダンさんのがそびえたっていた。もちろん隆さんほどじゃないけど、黒くて、ごっつくって、獰猛で、太くって・・・おいしそう。もうパンパン。
ちろ、首を伸ばして、命じられてもいないのに舌先をつける。舌先だけじゃつまんない。面白くない。赤いオープンフィンガーグローブを装着した手を添えて、こすりあげる。
「うおっ!」
・・・ダンさん、気持ちよさそう・・・
ぱくっと口に含む。太くって、全部アタシの小さな口じゃ入りきらない。でも精一杯、咽喉まで入れてあげた。
あむっ、ぐっ、ぐっ、
・・・苦しいよう・・・
目が潤んでる。涙目になりながら、口の中で頬張ったダンさんのおちんちんを転がすと、また指先が女の子自身を責めていく。
・・・苦しいけど・・・気持ちいいよう・・・
いつのまにか、改造セーラー服がたくしあげられていた。そしてダンさんが横からアタシの乳房を舐めている。女の子と同時に2ヶ所を責められていた。
「ぷはっ!あ、あ、あ、ああっ!」
「休まないで続けるんだ!」
「は、はい・・・ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぱっ、あぐ!・・・ちゅぷ、ちゅぷ・・・」
苦いのが一杯出てきた。ダンさんの先走りだ。アタシの唾と一緒になってる感じ。
乳房の快感、女の子の快感、口の中のダンさんのおちんちん、頭の中、おかしくなりそう。気持ちいい。
・・・だめだよう!感じちゃうよぉ!!本当は隆さんと戦うためにここへ来たのに・・・アタシ、アタシ!!・・・アタシったら・・・
「子、子供のクセに、こんなことばっかり、うまくなりやがって・・・」
・・・だって、まだ子供だもん!戦う女子高生なんだもんっ!・・・
首を振って激しく舌を絡ませた。くぽ、くぷ、っておちんちんを吸う。いよいよダンさんの先走りがあふれだし、口からアタシのよだれと一緒に外へ出て行く。頬を伝うその感触に、そしていよいよ口の中で固くなっていくおちんちんに、卑猥さを尚も感じてしまうのだ。
今度は舌でぺろぺろとなめる。えらの先に、充分湿らせた舌の平らな部分を引っ掛けるようにして、上下させる。
「うっ、うっ、たまらねえ・・・」
喘ぐダンさんがアタシを撫でながら言う。
「ようし、いい頃合いだ。」
「あっ・・・」
口からダンさんが遠のいていく。まだしゃぶっていたかったアタシは、容赦なく離れていくそれに手を伸ばしていた。
アタシが不満気に見えたのか、
「こっちで楽しませてもらうからな。」
ダンさんが唇を歪めて言う。
「はい・・・」
恥ずかしいほどに開脚させられた両足の付け根で、ダンさんの身体を挟み込む。
・・・あ、くる、くるんだ、ダンさん、早く、早く、早くぅ・・・・
だけど、ダンさんはおちんちんを女の子に押し当ててくるだけ。そして突起と割れ目にえらをあてがうだけだった。
・・・何で、こないの!こないの!いや、早くぅ!!・・・
アタシは無意識のうちに自ら腰を下へ動かそうとする。ずりっと下がった瞬間、ダンさんが逃げた。
「へ、へ、へ、まあそんな焦るな、ってね。」
「う~う~」
アタシはブーブー言いたくなった。
こんなに焦らされて、待たされて、びしょびしょにさせられて、お預けはないものだ。
また入ってもらおうとして、ずり下がると、ダンさんがまたもや逃げた。
「ううっ、ううっ!」
「欲しいか?」
「ううっ、ううっ・・・」
言葉にならなくてうなづくアタシ。胸と女の子をさらけだして、涙目で首を振るアタシ。情けない姿だ。
「欲しい、って言いな。」
間髪入れずに、
「欲しい、欲しい、欲しい、入れて欲しい、早く入れて欲しいっ!」
本能だけで叫んでいた。
「何が?」
「おちんちん、欲しい、早く欲しい、おちんちん欲しい!!」
えらの部分でこすりながら、突起をこすり当てながら、
「どうか入れて下さいって・・・」
「アタシに早くおちんちんを入れて下さいっ!!」
全部言われる前にこっちから言ってやった。途端に、ず、ずぶって身体が折り重なってくる。
「ううっ!う、う、うう!!」
ダンさんが乱暴に押し込んできたのだ。えらの部分が、アタシの女の子の亀裂を押し広げて入ってきた。
声にならない。言葉が出てこない。でも、この痛さがいい。
えらが狭い入口に引っ掛かる。最初だけ抵抗感があったけど、どんどん身体の中へ入っていく。そして子宮まで。
「あっ!あっ!あっ!!」
奥まで届いたと思った。そしたらまた外へ。
「ひ、ひい!うぁぁぁ・・・あっ!!」
何て叫んだらいいのか、判らなくなっちゃうくらい。アタシの中が蹂躙された感じ。凌辱されてる感じ。たまんない。
どうしようもなくいい。
「あっ!当ってるぅ、当ってるよぉ、あん、あんっ!!」
アタシはダンさんにしがみつく。ぎゅって首に手を回してる。必死になって抱きついている。
すごく太いもので身体中を掻き回されてる。
ごり、ごりっ、ずぶぶっ、
・・・ああ、世界が真っ白・・・
されながらそう思った。もう隆さんのことも、戦うことも、いつも思ってる強くなりたい、っていう気持ちも吹き飛んでいる。あさっての方角へ行っている。
・・・もっと気持ちよくなりたい!感じたい!!・・・
ダンさんがアタシを突く。股間に生えた凶器でアタシを犯す。
「ああっ、あっ、あ、あ・・・!!」
「どうだ、え?俺のは?」
「さ・・・最高・・・あ、ああっ、あ、あ、また当ってる!」
息も絶え絶えにアタシは喘ぐ。息を吐いた瞬間、達した。高い場所に取り残されるような感覚。しかも持ち上げられたまま、アタシはまだ浮いている。
でもすぐにまた、突かれて昂ぶるのだ。
・・・アタシ、突かれてる、犯されてるんだ・・・
またダンさんに口の中を舐め取られながら、そう思った。
・・・あ、いい、そこいいっ!!・・・
舌と舌を絡め、合わせながらそう思った。
・・・あ、いきそう、いきそう、ああ、いいっ!!・・・
自分から腰をくいくい捻りながらそう思った。
「今度は、自分で動いてみな。」
アタシを抱き起こしていたダンさんが地面に倒れた。その上で騎乗位の姿勢になる。
ばす、ばす、ばすっ、
上下に揺れながら、1番いいところにダンさんのおちんちんをこすり当てていく。
「あ、いい、ここ、いいっ!」
むんずと掴まれた乳房が痛いけどいい。乱暴に触られてもいい。
「ほれ、いきそうなんだろ?」
「あ・・・は、はい・・・あ、あ、あ、あ、あ、いい!いくっ!!」
太いおちんちんに貫かれながら、いっちゃった。びくん、びくん、痙攣しながら2回目の絶頂。
「はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ!!」
意地悪そうに唇を歪めながら、ダンさんが下から突き上げてきたのだ。
悔しい。悔しすぎる。でも気持ちいい。否定できない、いい、いいのだ。
「あんっ!!」
また真っ白になる。女の子に包まれたおちんちんが絶対の強度でアタシを蹂躙していた。身体を密着させて、何回でも気持ちいいところに当てると、
「あっ、あっ、ああっ、ま、また・・・」
「また何だ?」
アタシの尻を掴んで、ぐいぐい動かしながらダンさんが言う。
「よくなっちゃう、よくなっちゃうよぉ!!」
スカートがまくれあがって、太腿とお尻を完全にさらしながらアタシはまた達した。
ひく、ひく、ひく、
「おいしょっと、さぁ、じゃぁ、俺もそろそろ。」
突っ伏したアタシと体勢が入れ替わった。そのままころんと返されて、アタシはまた両足全開だ。
「うおっ、すげえ、またこんなにあふれてるぞ。」
「・・・言わないでっ、そんな恥ずかしいこと・・・言わないでっ!あっ、だめえ!!」
また一気に奥まで挿入された。どうしようもないくらいに気持ちよくって、足でダンさんの身体を挟み込むようにしていた。
・・・あ、またきてる、アタシ、また・・・
「あっ!あっ!ああっ!!」
ずんっ、ずんっ、ずぶり、
上からダンさんがアタシを押しつぶすかのよう。激しく犯されて、頭の髄から、アタシ、溶けちゃいそう、ううん、もう溶けちゃってるかも。
「いく、いく、いっちゃうよ~!!」
ピンク色の波動が、全身に押し寄せてきた。文字通りの絶頂だった。ふわりと空に浮いた感覚がして・・・アタシはゆっくりと地面に落ちた。
「ほうら、口開けろよ!!」
口を広げさせられて、中にどろどろの液体が注ぎこまれる。口の中だけじゃない。
頬に、唇に、おでこに、鼻に、とにかく顔中に精液を塗りたくられていた。呆然としながらされるままのアタシ。膣内射精されるよりかは、なんぼかマシ、というものだけど。
夢中になってダンさんの精液を飲み込む。妙に粘っこくて、濃いなアと思っていた。
飲み干したアタシの頬に、今度は発射し終えたおちんちんが、またなすりつけられた。何回も執拗なほどに当てられる。
精液と濡れたアタシのが混じった液体だらけになって、またされるがままになっている。
「最後まできれいにしてくれよな。」
仁王立ちのダンさんに言われて、アタシはようやく身体をのろのろと起こした。手の中にあるまだ固いままのおちんちんに、なぜかほっとした何かを感じているような気がする。
ぱくり、
また咥える。
ぺろ、ぺろ、ちゅぱっ、
思い切り吸い込むとダンさんが震え、口の中へ精液の残滓が射出された。舌で拭い取り、またご奉仕を続ける。
頭の中に薄い膜がかかったように、ぼんやりしてる。身体の節々が痛い、格闘で使う筋肉とえっちで使う筋肉は違うんだ。
そんなことを考えながら口を動かしていると、また押し倒された。今度は後ろから犯された。
「はっ!はっ!!ああ!」
凌辱されるアタシ。後ろからアンアン哭いてよがってる。
ごりごりっと音がしてる、でも・・・気持ちいい、感じてる。モノのように手荒に扱われて、泣きながら悦んでる、アタシの身体。
「もっとしてっ!もっとしてっ!!」
何とかのひとつおぼえのように、喘いでいた。
びくん、びくん、びくんっ、
知らず知らずのうちに身体が、熱病にかかったように痙攣してた。
「幼い顔して、てめえは・・・」
ダンさんが言葉でも嬲っている。
「てめえは淫乱なんだからよ!」
手酷く扱われることに悦ぶアタシ、快感に打ち震えるアタシ。
・・・あ、いい、もっとっ!!もっと、してえっ!・・・
何回も達して、アタシは弾けた。プツンと何かが切れた音がして、アタシは崩れ落ちた。そしてもう何も見えなくなっていた。
轟々と強い風が吹く。吹き飛ばされないよう、アタシは走り続けていた。
荒れ果てた山の斜面をしっかり踏みしめて、駆け上がっていく。
暗闇の中、目的の橋がようやく見えた。
・・・って、はっ!・・・
橋が見えた途端、アタシは気づいた。
これは夢だ、夢なのだ、そう思った。
アタシがダンさんなんかに、されちゃうワケがないのだ。アンアン哭くワケがないのだ。
・・・な~んだ・・・焦って、びびって、心配して、ドキドキして、ソンしちゃった・・・
そう思いながら、身体を起こしてみた。
「よう、失神しちゃったか?」
ピンク色の道着の男が、いた。目の前に立っていた。
カーッと顔が赤くなり、鼓動が激しくなる。
・・・夢じゃなかった、やっぱり夢じゃかったんだ・・・
その証拠に頬が、ヌルヌルしてる。女の子がじんじんしてる。きっとさっきの名残なのだ。
「じゃ、俺先行くからよ、ごっそうさ~ん!」
ダンさんが手を振って、立ち去ろうとしたその時、アタシは何だかムショウに腹が立っていた。
「ダンさん!」
「うん?まだしたいのか、俺は忙しくてナ・・・」
「咲桜拳!!」
その得意めいた、いやらしいダンさんのあごの先を、アタシは叩き割っていた。
拳が昇竜のごとくあごを捕らえ、中空を駆け上っていくイメージ。 ぐしゃっとつぶれる音がして、目を見開いたままのダンさん。
タッと軽やかに地面に着地する。
すぐ後で、どさっとダンさんが落ちた音がして、
「はあっ!でやぁっ!たあぁっ!」
アタシは腹の底から咆哮した。
(了)
亭主後述・・・
私が最初にはまった格闘ゲームは、ストリートファイター2でございます。
波動拳や昇竜拳が出せず、春麗のスピニングバ-ドキックばかりやってました。(時々は待ちガイルも・・・)
その後、ダッシュが出て、夢のべガ様使いになり、サイコクラッシャーアタックと投げばかり。
しばらくしてゲーセン行くと、短髪のセーラー服少女が、赤いブルマも露わに戦っているじゃあ~りませんか!
いや、萌えましたね(笑)、豪鬼使いになって波動拳をどうにか出せるようになった私は、CPUさくらを倒す度に、上記のような妄想をしていたものです。
あ、隆と春麗は、例によって私の脳内妄想です。あの2人、どことなくいいじゃないですか~
ああ、これでSNKだけに片寄らず、カプコンも書けたなあ。(笑)
よかったら感想下さいね。
え?対戦?・・・お断りしますよ、私はダン並み、いやそれ以下のへたれですから。(爆)