SeX-D セクスドライバー「OPEN THE DOOR (天国への扉)」 ~エクスドライバー~

 俺の名は菅野走一[すがのそういち]泣く子も黙るエクスドライバーの一人だ。

 エクスドライバーとは何かって?

 自動車がコンピューターに制御されたAIカーとなり、誰も車の運転をしなくなったこの時代。暴走したAIカーを食い止めるためにガソリンカーを駆る者、それがエクスドライバーだ。

 

 

 ある夜、ふと目覚めると何かが体を押さえ付けていた。もしかして金縛り?とも思ったけど首は動くし、なんだか全身がちょっとスースーしている。少しだけ動く首を持ち上げて辺りを見回すが、明かりもなく余りよく見えない。ただ誰か他に人がいるような気配がする。

「あら。走一君、目が覚めたみたいよ。」

 女の人の声がする。この声はもしかして・・・。

「やっとお目覚めか。のんきなものね。」

 別の声がしたと思ったら部屋の明かりが点いた。

 いきなり明るくなったためちょっと目が眩んだけど、急いで周りの状況を確認する。部屋の中には二人の女性がいた。

「ローナさん!理沙?」

 そこに居たのは俺のエクスドライバーの仲間、遠藤ローナさんと榊野理沙[さかきのりさ]だった。

 

 ローナさんはいつもおっとりとしている優しいお姉さん、愛車はロータス・ヨーロッパ。理沙は事あるごとに俺に突っかかってくる気の短い女、愛車はランチア・ストラトス。そして俺が駆るのはケータハム・スーパーセブン。俺たちはこの3人でチームを組んでいる。二人は17歳だけど俺は12歳、だけど俺は飛び級で学校では二人と同じクラスにいる。

 

「どうして二人が俺の部屋に居るんだ?」

 びっくりして問いかける俺を後目に理沙が声をかけてきた。

「そんなことより、自分の姿をよく見てみなさいよ。」

 その声により自分の姿を確認すると・・・何も着ていない、裸だった!

 しかも両腕両足はロープで縛られてベッドに大の字に繋がれている。

 ロープを外そうとジタバタ暴れてみるもののしっかりと縛ってあるせいか、びくともしない。

「そんな事してもムダよ、ムダ。」

 理沙の声に振り返ると二人がじっと俺の方、いや俺の股間を見ているのに気が付いた。見られているのを感じると急に顔や体がカーッと赤くなってきた。俺は動揺を誤魔化すように大きな声で二人に問いかけた。

「どうして俺は裸で縛られてるんだ!二人がやったのか?どうしてこんな事するんだよ!!」

「あーもーうるさいわね。ちょっとは静かにしなさい。」

「うふふ、走一君。今夜はね、とってもイ・イ・コ・トしてあげる。」

「え・・・?

「これから何が起こるかは、あんたも想像してるんじゃない?」

 二人はそう言うといきなり着ていたパジャマを脱ぎ始めた。

「えっ、ちょっ、何を・・・。」

「言ったじゃない、イイコトだって。」

 妖しげな笑みを浮かべて理沙がささやく。

 俺は暴れるのも忘れて二人がパジャマを脱いでいくのをじっと見つめていた。俺の視線を感じながら二人は着ているものを脱いでいく、一枚一枚ゆっくりと・・・。

「ふふん、どう?」

「走一君ったら食い入るように見ているわよ。」

 俺は二人の言葉に何も返せず、生唾を飲み込むだけだった。ゴクリという音が部屋の中に響き渡る。

 二人が最後の一枚に手を掛け同時に生まれたままの姿になったとき、俺は再び生唾を飲み込んだ。

 ローナさんの胸はすごいボリュームで、今にもはち切れんばかりだ。理沙もローナさんには及ばないもののツンと乳首が上を向いた綺麗な形の胸にキュッと締まったお尻、スレンダーな体型が魅力的だ。二人とも髪と同じ色の茂みを隠そうともせず、逆に見せつけるかのようなポーズを取っている。

「あら、もうこんなにおっきくなってる。」

「ホントだ。小さい体の割にいいモノ持ってるじゃない。」

 二人が俺の股間を覗き込む。いつの間にか俺のペニスは今まで見たことがないくらいに大きくそそり立ってしまっている。二人の顔はだんだん近づき今にも触れんばかりの距離だ。股間に二人の吐息を感じるとその度に俺のペニスはヒクヒクと震えた。

「それじゃ、そろそろ始めましょうか。」

「そうね、走一君ももう我慢できないみたいだし。」

 そう言った二人の顔には昨日まででは想像もできないくらい艶っぽい妖しげな笑みが浮かんでいた。

 

「走一、あんたキスとかしたことある?」

 理沙の問い掛けに口籠もっていると(実際ないのだが)それを見透かしたかの如く理沙は言葉を続ける。

「そっか、ないんだ。じゃあさ、ファーストキスの相手はあたしとローナ、どっちがいい?」

「えっと、そんな。どっちがいいって言われても・・・。」

 思いもよらない言葉に戸惑っていると理沙が急き立ててくる。

「もう、じれったいわね。早く決めなさいよ。」

 慌てて二人の顔を見比べる。理沙のクチビル、ローナさんのクチビル。どっちも柔らかそうだ・・・。

「ふうん、ローナがいいんだ。」

 理沙の声にギョッとする。無意識のうちにローナさんのクチビルに目が行っていたようだ。

「走一君、あたしがいいの?」

「隠してもだめよ、じっと見てたくせに。」

 そう言いながら二人は左右からゆっくりと顔を寄せてくる。

 この状況には戸惑いを感じるが、ローナさんとキスができるという期待にも似た思いも胸の中には湧き出てきている。

 ローナさんの顔が近づいて来る。いよいよと思い目を閉じたその瞬間、いきなり頭を掴まれた。唇の柔らかな感触に慌てて目を開けてみると、そこには俺の頭を抱え込んでキスをしている理沙の姿があった。

 驚きで目を大きく開いた俺にかまわず理沙はキスを続けた。俺の口の中に理沙の舌が入ってきて暴れている。初めはされるままにしていたものの、無意識のうちに俺も舌を挿しだし理沙の舌に絡めていった。

 二人の舌が離れたそのときに口の中に何か液体が入ってきた。理沙の唾液だと思ったときにはもう飲み干していた。なんだかとても・・・甘い味がした・・・。

「ぷはぁっ・・・。初めてだなんて言ってたくせにしっかりと舌まで絡ませてきちゃって。どう、気持ちよかった?」

「・・・なんで・・・?」

 頭の奥がぼーっとしている。そんな俺の言葉に理沙は得意気に答えた。

「そう簡単にローナとキスができるなんてね、考えが甘いわよ。」

「私はね、こっちの方にキスしてあげる。」

 その声に目をやるとローナさんは別の方向を向いていた。その視線の先には・・・。まさか、もしかして・・・いや、そんなことあるはずが・・・。

 ローナさんの顔がだんだん近づいていき、その唇がペニスに触れた瞬間、電流が流れたかのような衝撃が全身を駆け抜けた。

 ローナさんが、俺のペニスに、キスをしている・・・。

 だがその衝撃に浸る間もなく再び理沙がキスの攻勢を仕掛けてきた。

「はぁっ、んっ、じゅるっ。」

「ちゅっ、ぺろっ、ちゅっ。ん、かわい・・・。あーん。」

 先ほどよりも勢いを増したディープキスに、下腹部に絶え間なく感じるキスの嵐。もう俺は限界だった。

 ペニス全体が何か柔らかく暖かなものに包まれたのを感じたとき、体の奥から熱いモノがほとばしった。

「んんんんんっー!!」

「んんっ、きゃっ。」

 口を押さえられているため声を出すことはできなかったが、手足を思いっきり突っ張らせ、まるで痙攣したかのように全身をビクビクとさせながら俺は果てていた。

 脱力した俺から理沙が離れる。俺は虚ろな目で二人を見つめた。

 理沙の顔にはあの妖しげな笑みが浮かんでおり、ローナさんの顔には・・・白い何かが飛び散っていた。その白いモノは顔だけでなく胸の方にまで飛んでしまっている。

「ふふ、走一君の、おいしかったわよ・・・。」

 その一言に俺の意識は再び覚醒した。よく見ると唇の脇から白いすじが流れ落ちている。まさか!俺の精液を飲んだのか!?そう思った瞬間、ローナさんの口から舌が伸び白いラインをすくい取った。

「んふ、おいし・・・。」

 呆然と見つめる俺の耳に今度は理沙の声が入ってきた。

「ローナぁ、私にも分けてちょうだい。」

 理沙の舌が伸びていく、ローナさんの顔へそして俺の残した白い跡へと。

「あん、くすぐったい。」

「んっ。」

 理沙の舌がローナさんの顔中を走り俺の精液をすくい取っていく。

 顔に付いていた精液をすべて舐め取った後、理沙ののどがコクリとなった。

「もう、理沙ばっかり。」

 今度はローナさんが理沙の方へ顔を近づけていく。二人とも舌を伸ばし、その舌と舌とが、繋がった。

『んっ、んっ。』

 さっき俺がされたのにも負けないくらい強烈なディープキスだ。

「ぷはぁっ。」

しばらくして二人が離れるとその間には唾液の橋が架かり、そして、切れた。

「どうだった?」

「うん、走一君の味がした。」

 

 理沙が再びローナさんに顔を近づける。今度は胸に飛び散った精液をすくい取っている。

「あん・・・。」

 理沙はローナさんの胸に付いていた精液を綺麗に舐め取ると俺の方へ顔を寄せてきた。その目はイタズラを思いついた子供のような目をしていた。。

 再び俺の頭を掴みキスをしてきた。理沙の舌が俺の口をこじ開ける。その隙間から理沙の唾液が流れ込んできた。しかし流れ込んできたのは唾液だけではなかった。理沙の唾液とは異なる生臭い味、さっき舐め取っていた俺の精液だ。慌てて吐き出そうとするものの、頭を押さえられ口を塞がれていてはどうすることもできず、飲み込むしかなかった。

「んー、んー、んー。」

 俺が全部飲み込むのを確認してから、やっと理沙は手を離した。慌てて咳き込む俺。そんな俺を大成功といった面持ちで理沙が見つめている。

「何で、こんなモノを・・・。」

「あら?あんたは『こんなモノ』をローナの顔や胸にぶちまけたのかしらねぇ。」

「うっ。」

 反論できなくなってしまった。さっきローナさんはおいしいと言っていたけれど、あの生臭い味は筆舌に尽くしがたいものがある。

「もう理沙ったら、イジワルして。」

「ふふっゴメンね。それじゃ、続きをしてあげようか。」

「ええ。」

 今度は何をされるのだろう、不安は募るけれど今では期待の方がそれを大きく上回ってしまっている。

 

「あんた、女のコに興味あるでしょ?」

「う、うん。そりゃあ、まあ・・・。」

 俺だって健康な男だ、女の子にだって興味はある。実際ローナさんにはちょっぴり憧れてたし・・・。こんな事になるとは夢にも思わなかったけど。

「けっこう、けっこう。じっくりと拝ませてあげるわ。」

 そう言って理沙はベッドの上に上がってきた。そして、膝立ちになり俺の頭を跨ぐ、・・・ええっ。

「ほぉら、ご覧なさい。これが女のコよ。」

 俺の目の前に理沙のアソコがある。うっすらとした茂み、その茂みに隠されたワレメ、女のコってこんな風になってたんだ・・・。身を乗り出して見ようとするものの縛り付けられているためそれができない。せめてと思い頭を精一杯持ち上げて覗き込もうとする。

 そんな俺を見て理沙は面白がっているような顔をしている、しかしその顔はほんのり赤く染まっていた。

「もう、そんなにがっつかないの。ちゃんと奥まで見せてあげるから・・・。」

 理沙の右手がワレメを左右に押し開く。するとしずくがピチャッと垂れてきた・・・濡れているんだ。

「私はこっちを綺麗にしてあげるわ。」

「あうっ。」

 再びペニスに暖かい感触がした。よく見るとローナさんが俺のペニスをくわえ込んでいる。俺のペニスはもう根本までローナさんの口の中に隠れてしまっていた。

「んっ、んっ、んっ。」

 ペニス全体が暖かいものに包まれ、ときおり柔らかな感触が撫で回していく。ローナさんの舌は皮の隙間まで入り込みすべてを舐め取っていくようだった。

「こら、しっかりと見なさい。これから保健の授業の始まりよ。」

 理沙の声に少し意識が覚醒する。俺は朦朧としながらも理沙の大きく広げられたアソコを見つめた。

「まず最初にこれが大陰唇、そしてその内側にあるのが小陰唇ね。」

 理沙の解説の間にもローナさんの愛撫は絶え間なく続いている。俺は下半身の快感を必死に堪えながら理沙の解説を聞いていた。

「それから上の方にあるポッチがクリトリス、女の一番感じる所。」

 理沙のクリトリスは真っ赤に充血しぷっくりとふくらんでいる。

「そしてこれが膣口、ここにオチンチンを挿[い]れるの。そのちょっと上にある穴は尿道、オシッコの出る穴よ。」

 理沙の解説は続く。解説を続けながらも理沙のアソコからは愛液が流れ出してきていた。

「以上で簡単な解説、終わり。どう、舐めてみたい?」

 思わずうなずいてしまった。その返事に満足したように理沙のアソコがだんだんと俺の顔に近づいてくる。

 俺の舌が伸び理沙のアソコに触れる。

「あんっ。」

 声を上げた理沙に驚きながらも俺は理沙のアソコを舐め、愛液をすすっていた。ちょっとしょっぱかった。

「いいわよ、なかなか上手じゃない・・・。」

 さっきの理沙の解説を思い出し俺はクリトリスを舌でつついた。

「ふぁぁっ。」

 理沙の身体が跳ねる。その反応にさっきまでのお返しとばかりに膣の中に舌をねじり込ませる。

「あああああんっ。」

 さっきよりもたくさん愛液が流れ出してきた。俺はそれをじゅるじゅると音を立ててすすりとる。

 慌てて理沙が俺から離れた。

「ちょ、ちょっとストップ。たくっ、末恐ろしいガキね。」

 理沙の反応に一矢報いれたと思い、内心にんまりとほくそ笑む。

「ローナ、もういいわよ。」

「あら、もうおしまいなの?」

 その一言で今まで俺のペニスをしゃぶり続けていたローナさんも俺から離れる。ペニスはローナさんの唾液でテラテラと光っていた。今まで射精せずに堪えられたのは奇跡に近い。

 

「さあ、次からが本番よ。私のドライビングテクニック、見せてあげるわ。」

 そう言って理沙は再び俺の身体を跨いだ、今度は顔の上でなく腰の上あたりに。そしてビンビンにそそり立った俺のペニスを掴み、一気に腰を下ろした!

「うあああっ。」

「ああんっ。」

 俺のペニスはすべて理沙の膣内[なか]に呑み込まれていた。熱く、ギュッと締め付ける。さっきローナさんにくわえられていたとき以上の快感が俺を襲う。

「・・・ふふっ、あんたの童貞、いただいたわよ。」

 俺はその声に全く反応を示せず、ただされるままになるだけだった。そして理沙の身体が上下する。

「あんっ、あんっ、あんっ。」

 ペニスからだけでなく、今まで聴いたことのない理沙の甘い声が、耳からも俺の性感を刺激する。

「光栄に思いなさいよ・・・。あたし達も男は初めてなんだから・・・。」

「え、それってどう言う意味・・・うあっ。」

 問い掛ける俺の言葉を封じ込めるように理沙は激しく腰を動かした。その動きはただの上下運動だけでなく、ときおり腰を捻ったりして更なる快感を与えてくる。高ぶっていた俺はこれ以上抗うことはできなかった。

「もう、だめだっ。」

 限界を感じそう叫んだ瞬間、理沙は俺から離れた。同時にペニスの根本が何かに強く掴まれた。

「あうっ。」

 ペニスを掴んできたのはローナさんだった。痛いぐらいに強く握り締めている。

「だめよ走一君。そう簡単に射精[だ]しちゃ。」

「そうよ、そんなあっさりと射精せるわけないでしょ。ちゃんとお願いしなきゃ。」

 よく解らないでいる俺を見てローナさんが俺のペニスを掴んだまま耳元でささやいた。

「『お願いします。イカせて下さい』って言うのよ。」

 驚いて二人を見つめるがローナさんはペニスに込めた力を全く緩めようともせず、理沙は腰を上げペニスの先端が触れるか触れまいかの位置で前後に揺らしている。俺も必死になって腰を上げようとするが後一歩の所、届かない。

「どうしたの、言わなきゃここでお終いよ。」

 この快楽に俺は抗うことができなかった。

「・・・お願いします、イカせて下さい・・・。」

 朦朧とした意識のまま呟く。

「んー、声が小さいわね。聞こえないわよ。」

 イジワルな理沙の声に俺はもう一度あらん限りの声を絞り叫んだ。

「お願いします!イカせて下さいっっ!!」

「よくできました。」

 理沙が再び腰を下ろす。さっきと違い今度はゆっくりゆっくりとだ。俺のペニスが理沙の膣内に呑み込まれていくのがハッキリと見える。

 再びペニスをあの熱い感触が包み込む。そして理沙もゆっくりと動き出した。だがローナさんは俺のペニスからまだ手を離さない。

「いいわ、いいわよぉ。もうイっちゃいそう・・・。」

「走一君も腰を動かして。」

 俺も動かせる範囲で精一杯腰を動かす。普通ならもう射精してしまっているだろうが、ローナさんに掴まれているため射精することができない。

「あんっ、もうだめっ。イっちゃう、イっちゃうっ!」

 理沙の動きが激しくなる。そして一番深く腰を下ろしたとき、ローナさんが手を離した。

「あああああんっっ!」

「うわああああっ。」

 理沙の身体の奥深くで俺のペニスが爆ぜている。ビクンビクンと何度も何度も。

 俺の射精を膣内に感じ理沙も恍惚の表情を浮かべている。たぶん俺も同じ表情を浮かべているのだろう。

 俺と繋がったまま理沙は俺の胸の上へ倒れ込んできた。

「いっぱい射精したのね、よく頑張ったわ・・・。」

 しがみついてきた理沙を俺はそっと抱きしめた。・・・いつの間にかロープから解放されている。

 

「次はあんたのテクニックを見せてもらうわよ・・・。」

 そう言って理沙は俺から離れた。解放された俺が起き上がってみるとそこにはローナさんが四つん這いになってお尻をこっちに向けていた。

「さぁ走一君、ここにあなたのキーを挿し込んで、私を乗りこなしてみて・・・。」

 ローナさんの右手はさっきの理沙みたいにアソコをパックリと開けていた。そこはもう充分すぎるほどに潤っている。ローナさんはアソコを指で開きながら質感のたっぷりとしたお尻をゆっくりと左右に揺らしている。

「ローナさんっ!」

 思わず俺はむしゃぶりついていた。

 理沙の愛液と俺の精液とで濡れているペニスを掴み、ローナさんの膣内へ挿れようと腰を突き出す。

 あれ、うまく挿[はい]らない。俺のペニスはローナさんの膣内へ入らず、表面を擦るだけだった。

「あんっ。」

 ペニスがクリトリスに当たったのか、ローナさんが悶える。よし、落ち着いてもう一度・・・えいっ。

「ああん、おっきい。」

 さっきの理沙の講義のおかげか、今度はすんなり挿れることができた。ローナさんの膣内も理沙のに負けないくらい熱く、俺のペニスを締め付けている。

「あんっ、あんっ。」

 さっきと違って今度は俺の意志で思いっきり腰を動かす。理沙のときとは体位が違うせいか、ペニスが擦れる部分も変わり、また新たな快感を生み出している。

 たまらずローナさんにしがみつき、後ろからあの豊満なおっぱいを揉みしだく。ローナさんの胸は柔らかく、俺の手の動きによりその形を変えていった。

「あん、そんなに強く握っちゃだめぇ・・・。」

 その声に慌てて指から力を抜く。そして改めてゆっくりとおっぱいを揉んでいく。

「あん、いいわ、そうよ・・・。」

 俺はたまらなくなり両手でローナさんの腰を掴むと力一杯腰を打ち付けた。その勢いでローナさんの胸がたぷんたぷんと揺れている。

「ああ、だめですっ。もう射精ちゃいますっ。」

「いいわっ、射精してっ。膣内で射精してっ!」

 俺は思いっきり腰を突き出しローナさんの一番奥深くへ射精しようとした。

「うっ。」

「ああああっ!」

 まだ俺の中にこれだけの量が残っていたのかと思うくらいの精液がローナさんの膣内へと流れていく。

 完全に射精が終わってからも俺はしばらく動けないでいた。ローナさんはベッドにうつぶせになり、俺もその上へへたり込んだ。

「私の膣内、走一君のでいっぱいよ・・・。」

 俺はその声に返事を返すことができなかった。

 

「まだ、大丈夫よね。」

 俺から離れたローナさんはそう言うと仰向けになり両足をM字に大きく広げた。アソコからは俺の精液が流れ出てきている。その光景を見て俺のペニスはまた力を取り戻した。

「はあんっ。」

 今度は正面からローナさんの膣内へ挿っていく。身長の違いのせいか、俺の顔の前にちょうどローナさんの胸が来る。俺はその胸に顔を埋め、硬くとがった乳首にしゃぶり付いた。

「ふふっ、走一君まるで赤ちゃんみたい。」

 ローナさんの声に顔が赤くなるものの、俺は腰を動かすことと胸をしゃぶることを止めようとはしなかった。

「もう、ローナ相手だと元気なんだからぁ。」

 後ろから理沙が抱き付いてきた。背中に硬い二つの突起と柔らかな感触が伝わってくる。

 振り向いた俺の目にとんでもないものが入ってきた。

 理沙の股間からペニスのようなものが生えている。・・・え、ペニス?そんなバカな・・・?さっきはそんなものなかったのに・・・。思わず腰の動きも止まってしまった。

 動揺を抑えてよく見てみるとどうやらパンツのようなものを履いている。ペニスのような物体はそこから生えているようだ。しかしそんなものをいったい何に?まさか・・・。

「これはねペニスバンドっていって女の子同士で楽しむときに使うものなの。外に出てるのと同じものがあたしの膣内にも入っているのよ。」

 背中から近づいた理沙は俺のお尻を左右に押し広げた!そしてお尻の穴を指で触って、・・・いや何かを塗りつけている。わ、ちょっと、やめろ!

「ふふ、かわいっ。」

 必死で逃れようとするが、ローナさんが俺と繋がったまま両腕と両足を絡めてきて離そうとしてくれない。

「走一君、こっちもきっと気持ちいいわよ・・・。」

「走一、観念なさい。ローションが塗ってあるから大丈夫よ、たぶん。」

 今度はローナさんが腕を伸ばし俺のお尻を大きく押し広げる。

「さあ、いくわよ。走一・・・。」

 ペニスバンドの先が俺のお尻の穴に当たっている。

「やめろ、理沙。お願い、やめてくださいっ。」

「だーめ。」

 ゆっくりと理沙が俺の中に入ってきた。

「かはっ。」

 ペニスバンドの感触に俺は息を吐き出した。おなかの中が内側から圧迫されている。

「い、痛い。抜いて・・・。」

「ダメよ、まだ先っぽしか入ってないんだから。」

 懇願する俺を無視して理沙はどんどん腰を進めていく。

「ほぉら、根本まで入ったわよ。」

「あんっ、走一君の、さっきよりもおっきくなってるっ。」

 その言葉通り何故か俺のペニスははち切れんばかりに膨れあがっていた。

「走一、動くわよ。」

 理沙が腰を引きペニスバンドが抜けていく。同時に俺の身体も引っ張られ、俺のペニスもローナさんの膣内から抜けてくる。

 完全に抜け出ようとしたその瞬間、理沙は再び体重を掛けてきた。

「ああっ。」

「くぅっ。」

「あんっ。」

 理沙はさっきの運動を何度も何度も繰り返す。俺の腰もいつしか理沙にされるままでなく再び動き始めていた。

 理沙やローナさんの膣内に入れていたときとは全く異なった感覚が俺を襲っている。なんだろう、この感覚は。まさか、・・・気持ちいい!?

「俺、なんだか変だよっ。射精ちゃう、射精ちゃうっ!

「ああ、走一君っ、理沙っ、私ももうダメっ。イっちゃうっ!」

「いいわよ、イっちゃいなさい。走一、ローナ、二人ともイっちゃいなさいっ!」

 理沙の、ローナさんの、そして俺の腰の動きが激しくなる。そして3人が最も深く繋がった瞬間、弾け飛んだ。

『あああああああああっー!!』

 

 繋がったまま3人とも誰も動かない。後ろから理沙が首を伸ばし俺にキスを求めてきた。俺も舌を伸ばしそれに答える。

 俺と理沙が離れると今度はローナさんがキスを求めてきた。繋がったまま俺たちは唾液を交換した。

 俺が離れると理沙とローナさんが唇を近づけた。静かだが激しいキスだった。

 たっぷりとしたキスの後やっと3人の身体は離れていった。

「どう?走一。満足した?」

 脱力してうなずく事しかできない俺にローナさんの声が届く。

「ウソ。走一君の、まだまだこんなに元気よ。」

 あれほど射精したにもかかわらず、俺のペニスはまだ萎えてはいなかった。

「さあ、夜はまだまだ長いわよ・・・。」

 理沙とローナさんの顔に淫猥な笑みが浮かぶ。禁断の宴はまだ始まったばかりだった・・・。

 

 

 

「ローナさん、理沙。夕べは非道いじゃないか。」

 あれから俺は二人に散々もてあそばれ、明け方頃になってようやく解放された。何度射精したかは、まったく覚えていない・・・。

「あら、あんたもずいぶんお楽しみだったくせに。」

「走一君、気持ちよくなかったの?」

 俺の文句にあっけらかんと答える二人。そりゃ確かに気持ちよかったけど・・・ってそうじゃない。

「俺が言いたいのはそう言う事じゃなくて。何で、その・・・あんなことしたのかって事だよ。」

「ふぅん、そう言うこと言うわけ。あの後あたしやローナのお尻に挿れたり、あたしと一緒にローナをサンドイッチしたりして喜んでたのはなんだったのかなぁ。」

「ちょっと、声が大きいって。」

「あーあ、あたしもローナもお尻は初めてだったのになぁ。」

 その言葉にドキッとする。え、マジ?・・・いやいやいや。

「せっかくいっぱい膣内射精[なかだし]させてあげたのに。ねえ、ローナ。」

「そうね、前も後ろも走一君のでいっぱいだったわね。」

 そう言って二人はおなかをさすった。溢れてくるぐらいに射精しちゃったのは・・・事実だ・・・。

「あんたもお尻をローナに犯られてヒィヒィ言ってたくせに。」

「走一君、可愛かったわよ。」

「あぅ・・・。」

 まったく反論できない。黙ってうつむいてしまった俺の耳元で二人がささやく。

「そんなに嫌だったんならもう誘わないでおくわ。今度からはあたしとローナだけで楽しむことにする。」

「残念ね。今夜はもっとスゴイこと、してあげようと思ったのに。」

 顔を上げた俺に背を向け立ち去ろうとする二人。

「あ・・・。」

 俺は思わず手を伸ばそうとした。そのとき二人が振り返った。

「最後のチャンスよ。その気があるなら今夜10時、ローナの部屋へいらっしゃい。ただし裸でね。自分の部屋で全部脱いでローナの部屋まで来るのよ。いいわね。」

「待ってるわよ、走一君。」

 そう言い残し今度こそ二人は行ってしまった。一人残された俺は二人の言葉を噛み締めていた。

 今日一日は運良く暴走車両もなく何とか過ぎてくれた。もしも暴走車両が出ていたら、いつものテクニックが出せたかどうかわからない。

 

 午後9時57分、俺はローナさんの部屋の前に立っている。身に着けているものは何もない、裸だ。俺の部屋からローナさんの部屋までそんなに遠い距離ではないのに心臓が破裂しそうだった。そのドキドキのせいか、何故かペニスも勃起してしまっている・・・この節操なしめ。

 この寮には俺以外には理沙とローナさんしか住んではいないけど、他に人が来ないとも限らない。万が一にもこんな姿を見られでもしたらいいわけも何もできないだろう。

 部屋を出たときに決心したつもりなのに、あと一歩のところで踏み出せず、ノックしようとする体勢のまま固まってしまっている。どうしよう、今ならまだ引き返せる・・・。

 午後10時ちょうど、どこからかアラームの音が聞こえる。

「何やってんの、早く入ってきなさいよ。」

「鍵は掛かってないわよ。」

 俺がここにいるのをまったく疑っていないような声でドアの向こうから二人が声を掛けてきた。

 俺は心を決めてノブを握り締めた。後戻りできぬ扉を開くために・・・。

 

 

亭主後述・・・

 

ラルフさんから頂きました寄贈作品です。

二人の美人に襲われる主人公、とっても羨ましいです。(笑)

残念ながら未見ですが、楽しそうな作品ですね。

 

天国のドアはどうやら後戻りできないようです、どうか気をつけて下さい、走一クン。

 

ラルフさん、どうもありがとうございました。皆さんもどうかご感想を!!