愛奴な歌姫達 ~サクラ大戦~ 愛奴すみれ


 長く暑苦しい夜は、悪い夢を良く見る。
 まどろんでいた俺はかすかなノック音で目が覚めた。
「すみれ君……」
「・・・こんな夜更けに殿方の部屋を訪れるなんて・・・ドキドキしますわ・・・」
 そこには帝劇の劇中衣装、しかも西洋の姫君のドレスを身にまとった神崎すみれ嬢がいた。
「ちょっと失礼致しますわ・・・」
 とすみれ君は戸惑った俺の前をすり抜けて部屋の中に入っていった。
 まったくわがままなお嬢様だ・・・眠るのを諦めて、さくらやマリアに見られなかったかどうか、廊下を見渡してから俺は扉を閉めた。
「遅くまで稽古でもしていたのかい?・・・って、うわっ!」
 振り返った俺は、自分の目を疑った。すみれ君が俺の寝台に両足を広げて花弁をさらして座っていたのだ!俺は生唾を呑んだ。俺の視線は、粗末な照明でも彼女の中心に釘付けになる。
「すみれ君!」
 すみれ君は微笑みながら今度は胸を露わにした。小ぶりだがかたちの良い乳房が見えた。
「少尉・・・こちらにいらして・・・」
 甘い声ですみれ君が招く。俺は膨れ上がる欲望を感じながら、寝台の縁に近づいた。まるで人形のように言いなりだった。
「さあ、少尉、ご奉仕致しますわ・・・」
 すみれ君はニッコリと笑いながらチャッチャッと俺の寝間着を脱がし、固くなっている俺の物を取り出した。
「まあ、少尉・・・こんなに固くなって・・・わたくしはこれが欲しかったのです。」
 すみれ君は上体を起こして、情熱的に俺の物へ接吻をした。
 ちゅっ、ちゅぱっ、ぐちゅ、ちゅぽっ、
 卑猥な音を立てながら、すみれ君は口に含んで激しく舌を絡めてきた。ああ・・・俺の物があの神崎すみれの口唇を犯している・・・そう思うとますます怒張が激しくなってきた。
 ちゅぽ、ちゅぱっ、ちゅぱっ、
 端正な顔をしたすみれ君の顔を見下ろしてみた。目を閉じたすみれ君は、夢中で俺の物を舐めまわしている。時には愛しげに頬ずりをしたり、舌先で根元から頂上までいったりと。
「あ・・・お・・・す、すみれ君!・・・どこでこんな技を・・・おおっ・・・気持ちいい・・・」
 最近行った女郎屋でもこんなに凄くはなかった。
「はむっ・・・お、お父様に・・・ちゅぽっ・・・厳しく・・・はむ・・・仕込まれましたの・・・」
「父上に?」
「はいっ・・・ですから・・・ちゅっ・・・わたくしのお口で・・・もっと・・・気持ち良くなって下さいませね・・・」
 じゅっぽ、じゅつ、ちゅぽっ、というしゃぶる音の他にかすかにくちゅっ、くちゅっという濡れた粘膜の音がかすかに聞こえてきた。
「すみれ君!君は自分で・・・!?」
 目を開けたすみれ君が恥ずかしげに微笑んだ。それでも口が休まることは無かった。
「そうですの・・・はう・・・わたくしは・・・とても淫らな・・・ちゅっ・・・牝犬ですの・・・うっ・・・」
 すみれ君は、空いた方の手を自分の下半身に突っ込んでいた。それを見た俺は、破壊的な衝動が高まってくるのを感じていた。
「こ、この牝犬が・・・普段は上品ぶった顔をしているくせに・・・」
 ちゅぱっ、んむっ、ばむっ、
「・・・そうですの・・・はあっ・・・この淫乱な・・・くちゅ・・・あむっ、すみれにお情けを・・・下さいませ・・・」
 高まる快感の中で俺は
「よし・・・もういくぞ・・・すみれ、お前の口に出してやる!いくぞっ!!」
「ああ・・・早く、早くわたくしのお口にお出しになって・・・ああつ・・・」
 俺はすみれ君の頭を掴み、ガンガンと腰を動かして口内に精を放った。強烈な快感だった。
 どっぴゅ、どぴゅ、どくん、
 すみれ君は第一次の射精が終ると、一旦口を離して味わって後、飲み込んだ。咽喉がやけに白くて、眩しく見えた。
「お、・・・す、すみれ君・・・ああそうだ、全部吸い取ってくれ・・・」
 こくんと頷いたすみれ君は再び、口を開いて咥え込んだ。最後の一滴まで吸い終わると、今度は自分の手についたものをペロペロとすすり始めた。ようやく顔をあげたすみれ君は
「美味しく頂きましたわ。少尉のお情けは、ドイツの白葡萄酒よりも美味しゅうございました。」
 上気しているすみれ君は一向に萎えようとはしない俺の物を優しくさすっていた。目がキラキラしていた。
「ねえ、少尉・・・わたくし・・・その・・・欲しいのです・・・」
 俺は残酷な気持ちになっていた。この普段は高慢な、それでいて日本でも有数な金持の深窓の令嬢が、俺にねだっている。それだけで震えるような快感だった。
「ふふ、すみれ!何が欲しいんだ?!」
 といいながら、俺はすみれ君の濡れぼそった花弁から目が離せなかった。
「・・・」
 すみれ君は沈黙したまま、俺の物をゆるやかに撫でている。すみれ君は俺の物が欲しいのだ!
「言わなきゃやらん。」
 すみれの手にぐっと力が入った。
「・・・判りました。わたくしのおまんこに、少尉のおちんちんを下さいませ!」
「よしよし、御褒美をやろう。」
 俺は姫の衣装を纏ったままのすみれ君をよつんばいにすると、まず左手の中指を入れてやった。
「う・・・ああ・・・気持ちいいですぅ・・・はあっ」」
 すみれ君の花弁は自慰をしていて充分に愛液が溢れていたので、侵入は容易だった。俺は右手で赤黒く肥大した陰核をなでながら、内側の奥にあるざらざらした壁を刺激してやった。
「あうっ!・・・そんな、凄いですっ!・・・ああっもう駄目!」
 すみれ君の体がガクッと仰け反った。絶頂に達したのだ。
「いったのか?すみれ!・・・クク、お前は本当にやらしいなあ。いつもおちんちんの事しか頭に無いんだろう?」
「そうですっ・・・わたくしは少尉のおちんちんの事ばかり考えているのですっ!は、早く下さいませっ!」
 俺はすみれ君の花弁をもっと良く見るために、ドレスをたくし上げた。形のいいお尻が露わになり、濡れた花弁が俺を挑発していた。
「入れるぞ、牝犬めっ!」
 俺は、よつんばいのすみれ君を後ろから貫いた。
 ぐにゅ、ずぼっ、ちゅぷ、ちゅぷ、
「あ、ああ少尉のおちんちん、とっても固い!はうっ、奥が、奥が気持ちいいの!!」
 ずにゅ、くちゅ、ばむっ、ちゅぷ、ちゅぷ 、
 俺は高速で腰を捻り込んだ。負けじと、すみれ君も尻を俺にブチ当ててくる。すみれ君の花弁が俺の物に淫猥に絡みついてくるのが良く分かった。
 ああ、お嬢様の花弁って、なんて狭くてきつくて気持ちいいのだろう。俺はすみれ君の髪を掴み、快感の余り涙目になっている顔をこちらに向けて舌を吸ってやった。すみれ君も激しく求めて来た。
「ふむっ、・・・はうっ・・・くちゅっ・・・ああ・・・気持いい・・・」
「どうだ、牝犬!お父様ともやったのかあ、え?」
「はい、12才の時からです・・・あ~ん、凄くいいーっ!・・・おかしくなりそうっ!」
「それでお父様の代りに俺とするのか?誰でもいいのかお前は、この淫乱お嬢様はよっ!」
「・・・わたくし・・・すみれは固くて太いおちんちんが大好きなのっ・・・ああ、いくっ。もっと突いて、後生だから突いてえ!」
 ぐちょっ、ぐちょっ、ずぼっ、
「ああもう駄目、駄目、いっ、いくの!あああああっ!!」
 どうやらすみれ君は気をやったらしい。そういう俺も・・・ドレスを着たすみれ、帝劇トップスターすみれ、財閥令嬢すみれ、が牝犬すみれなのか・・・
「よし、すみれ、俺の情け、どこに欲しい?」
「お口に、ああ、お口に下さい・・・たくさん飲みたいんです。・・・お願い、はうっ、またいっちゃう、ああっ!!」
 瞬間、俺は後ろから引き抜くとすみれのあごを掴んでこちらに向けて、口に突き入れた。
「・・・たっぷり、出してやるからな、全部味わって飲めよ。」
 どぴゅ、ぴゅん、びゅびゅん、
「!・・・美味しい・・・」
 こくっ、どくっ、ごっくん 、
「ああ、わたくしはもう充分に頂きました。・・・これから夜は少尉の奴隷ですわ。お清めさせて頂きます。」
 そう言うと、再びすみれ君は俺の物を口に含んだ。・・・これから毎晩の様にすみれ君を犯してやる、と俺は心に誓った。・・・犯して、犯して、犯し抜いてやると。

 だがこの時、ドアが開いていて、一部始終を見られていた事に気づかなかった。


(了)