「ああん、あ、あ、ああ、いい!!」
小刻みな突きを何回も受けているうちに、あたしは思わず叫んでしまった。まこちゃんが繰り出すような稲妻が、あたしの身体を駆け抜けて、ギュッとたくましい身体に抱きついてしまったのだ。
邪魔だった袴はとっくに床に落ちてしまい、あたしは足袋以外、ほとんど全裸になっている。
「うん、うん、よいしょ、よいしょ。」
あたしの身体を下から突き上げながら、雄一郎は気になってたらしい足袋を脱がせた。
「気になるの?」
「うん、やっぱり。」
「やっぱり、何?」
「やっぱりレイちゃんの1番の魅力は、足だもの。見えないといやだなあ。」
「足だけなの?」
ちょっとあたしはむくれた。
確かにあたしは美脚が自慢だ。だけどそれだけほめられても、嬉しくない。
あたしのすべてを大切にして欲しいのに。
「そういうわけじゃないけど・・・」
雄一郎の顔を覗きこんだ。
剃ってない無精ヒゲに、ボサボサの鳥の巣のような髪の毛。本当にさえない男。
おまけにお金もない。
ああ、どうしてあたしは、こんなしょうがない男に惚れちゃったんだろう。
せめて、うさぎの恋人の衛さんみたいな2枚目だったらよかったのに。もっとも、男なら誰とでも寝てしまう美奈子ちゃんや、いつまでも「先輩」を引きずってるまこちゃん、受験と称して男を遠ざけてる亜美ちゃん(実は、恋愛恐怖症の裏返しとあたしは見ているのだが)よりは、ましなのだろうけど。
うん?
ちょっと待って、じゃ、あたし達の中じゃ、うさぎが1番恵まれてるってこと?
むっかあ、う~ん、何か腹立つ、むかついちゃう。
「でもね、何かこういうところでこういうコトするの、後ろめたいんだよなあ。」
雄一郎の視線は、跨っているあたしを通り越して、置いてある神具を眺めていた。
ふふん、と鼻を鳴らして、
「よく言うわ、雄一郎があたしを誘惑したんじゃないの、何にも知らない、純情だったあたしをここに連れこんでさ。」
と言い返すと、雄一郎はうっと絶句した。
そうだ、昔、雄一郎に話があるからと、あたしは、お神輿や神具を置いてあるここに連れこまれて、抱かれたのだ。
何にも知らない純情のはずのあたしだったけど、うすうす雄一郎がここにあたしを連れこもうとしている意図は判っていたし、雄一郎のこときらいじゃなかったから、おとなしく尾いていった。
形ばかりの抵抗をした後、雄一郎に抱かれてしまい、あたしは秘密の蜜の味を知ってしまった。それ以来、時々おじいちゃんの目を盗んでは、ここで逢引きしてるってこと、なのだ。
「そ、そうだけど、レイちゃんだって、いやがらなかったじゃないか~」
尚も抗議しようとする雄一郎の唇をキスで塞いで、
「さ、話はもういいから、もっとよくさせて、感じさせてよ。」
あたしは淫らな女の口調でそう言い、動きを止めた雄一郎に腰をすりすりした。
「しょうがないなあ、好きなんだから、レイちゃんは。」
あたし達は、抱き合ったままの姿勢で愛し合っているのだが、雄一郎はあたしのお尻を掴んで、再び突き動かし始めた。
「あ、あん、あん!」
お尻が上下に動く度に、刺さったまんまの雄一郎のペニスが、あたしの女の子を掻き回していく。クチュクチュって蜜がたてる音が、耳に入ってすっごくいやらしかった。
「あん、あん、そ、それ、いい!」
背筋を反らして、あたしは雄一郎に抱きかかえられた。黒くて長い、自慢の髪の毛が重く垂れた。
あたしの視界にお神輿が入った。
うふふ、神様が見てる、あたしのこんな姿。
神様、ごめんなさい、あたし、火野レイは、とってもいやらしい女の子なの。
聞こえてる?神様、ほら、クチュクチュって音。あたしの身体から聞こえてくるでしょ?
うふふ、はぁん、あん、ああ!!あ、いくう!!
あたしは急速に高まり、雄一郎を放っておいて先に達した。
「う・・・う・・うん・・・あ、あ、あ、ああ・・・」
絶頂が訪れても雄一郎が突き続けるものだから、快感の名残で、身体が反射的に痙攣していった。
びくびく、手足が自分のものじゃないみたい。
「あ、先にいっちゃったの?」
「うん・・・いっちゃった・・・」
あたしはすまない気持ちでいっぱいだったけど、身体の中で、依然としておっきい雄一郎のペニスを感じることができて、嬉しかったりした。
まだ、終らないのだ、終れないのだ、嬉しいな。
「レイちゃん、じゃあ、今度はこっち向いて。」
あたしは1度立たされた。
「ど、どうするの?」
無言で雄一郎は、無精にもあぐらをかいたまま、その上にあたしを引き寄せた。
「顔が見えなくっちゃ、いやよ~」
あたしの抗議は、途中で遮られた。固くって、あたしの愛液でヌルヌルになったペニスが、侵入してきたからだ。
ズブズブ、卑猥な音がして、根元深く挿入されていた。
「あっ!あっ!ああ!!」
ゆっくりと雄一郎が、あたしの身体を上下左右に揺らす。その度、ペニスは、あたしの粘膜を突き、えぐり、掻き回していくのだ。
「あ、そこ、そこ、いい、あん、いい!」
腿の間から伸びた手が突起を刺激する。空いた手が更に乳房を掴み、その3点攻撃が気持ちいい。気持ちよすぎる。
「神様が、レイちゃんのえっちな格好見てるよ。」
耳元で雄一郎がそんなことを言う。
普段は気が利かなすぎるくらいなのに、えっちの時だけは雄一郎、別人だよ~
耳をカプリ、一噛みされて、小さなエクスタシーがやってきた。
3点攻撃が更に続き、波のように快感の波動が何回も押し寄せるというのに、
「神様に見てもらおうね、レイちゃんがいくとこを。」
恥ずかしい言葉が浴びせられた。
ズブズブ、また湿った音が部屋内に響いた。目に写ったお神輿がぼんやりと歪んで見えて、本当に神様に見られてるような気になった。
「あ、だめえ、だめえ、雄一郎、あたし・・・」
がくがく、鋭い快感が幾重にもやってきそう、ううん、やってきてる。
「あたし、どうなるの?ね、教えて?」
ずるい、こんな時だけ、別人だよ。
「神様、あたし、いい、いい、ごめんなさい、いっちゃう、あん、いっくう!!」
どっと身体から汗が噴き出して、あたしはいってしまった。頭の芯から、呆けてしまったのだ。
そのまま、床にうつ伏せになった。ヒンヤリとした床が、火照りきった身体に心地いいと思った。
「うっく・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
虚ろな目を雄一郎に向けた。ぼんやりとした視界が徐々にはっきりしていき、固くなったままのペニスに焦点があった。
よつんばいのまま、あたしがノロノロ近づいていくと、ペニスの位置が遠くなった。雄一郎が壁を背にして、立ち上がったのだ。
「あん・・・雄一郎・・・」
膝立ちの姿勢で、おもむろにペニスを手に取った。
グチョグチョ、ヌルヌル、体液にまみれて汚れてる、でもさっきまでこれがあたしの中に入っていて、あたしをよくさせてくれたんだ。
愛しい、そんな気持ちが湧いてきて、ごく自然のように口の中に含んでいく。
根元深く咥えて、舌でペニスを愛撫する。しわしわの袋の部分だって、手で揉んであげるのだ。
気持ちいい?雄一郎?
あたしは気持ちいいよ、口でしてあげたって、気持ちいいの。
だって、好きなんだもん。
さえないけど、そんな雄一郎が好き。
ね、気持ちいいの?もっと感じてね、下手だけど感じてね。
ペニスの先端からどっと体液があふれて、口中に満ちた。舐めながら、射精の前兆だと思った。
「あ、レイちゃん、気持ちいい~」
「ん、ん、ん、んっ・・・ね、雄一郎、いいよ、お口に出してね・・・ん、ん、ん・・・」
ちゅぱ、ちゅぱ、口をすぼめて、ペニスを吸う。幹が太くなって、添えた指に血管の鼓動と熱さが直に伝わった。
雄一郎、いって、お願い、いって。
愛撫を受けているわけでもないのに、あたしの身体に快感みたいな何かがよぎった。
好きな人のペニスを愛してあげてるだけで、女の子は気持ちよくなれるのだ。
射精をこらえようとする雄一郎の顔を眺め、舌を使っていくと、
「あ、出そう!」
大きな声がして、思わぬことが起きた。
雄一郎はあたしからペニスを引き抜いて、自分の手でゴシゴシしごき始めたのだ。
「ど、どうして!?」
あたしの声は悲鳴に近かったと思う。
「あ、あ、あ、出ちゃう、出るう!レイちゃん、足出して!!」
言われるがまま、片膝を立てていると、ペニスが差し出された。固唾を飲んでしごかれるペニスを見ていると、
「う!」
先端から、真っ白の液体が勢いよく飛んだ。
何回も何回も飛び散り、あたしの自慢の足に引っ掛かっていったのだ。
そしてそれは、ドロリと重くて、熱かった。重さに耐えられないせいで、精液は太腿に残れずに、床に落ちていく。
「あ・・・あ・・・ああん・・・」
あたしは喘いだ。まだまだ続く射精を足に受ける、それは今まで知らなかったエクスタシーだった。
足をじっと見た。内腿、足首、ふくらはぎ、膝、足のあらゆるパーツが、全部白く染められていた。
「・・・も、もう、雄一郎の変態・・・」
「1度、きれいなレイちゃんの足にぶっかけたかったんだ、はあ、はあ。」
荒い息遣いで雄一郎が答えた。
「足フェチなのね・・・」
白くなってしまった自分の足に、あたしはなぜかうっとりとしながら、ペニスを掴んだ。雄一郎がうう、と呻き声をあげた。
「うふふ、もっと染めて欲しいな。」
精液の残りをたくさん吐き出し続けるペニスを、足にこすりつけた。
「あん、あん、ま、まだいっぱいでてくる・・・」
ねっとり、精液が精液と交わり、あたしの足とペニスに糸を引く。最高にいやらしくて、あたしはその光景に震えた。
「雄一郎、舐めさせて。」
口の中にペニスを含み、奇妙な充実感とエクスタシーの嵐にあたしは溺れた。でも、舌を使ってペニスを清め終わり、すべてを吸い取っても、身体の奥はまだ疼いているのだった。
「あ、レイちゃん、何してるの?」
気がつくと、あたしは足に残ったままの精液を舐めていた。
たくさん付着していて、このまま洗い流すのはもったいなかったのである。
「あん、だっておいしいんだもん。残しちゃったら、もったいないし・・・うふふ。」
チュルチュル、あたしは猫のように舌先を伸ばして、精液をひたすら啜り続けた。
(了)
亭主後述・・・
変態足フェチのレイちゃん、雄一郎ペアでした。(笑)
セーラー戦士5人の中で、1番の美脚だと思うのです、レイちゃんは。
レースクイーン顔負けの、あの足を使わない手はないですよね。(爆)
日曜朝の再放送で、やっとセーラームーンを見ております。だって恥ずかしくてビデオ借りれないし。(←根性なし)
富沢さんは神崎すみれ様を含めて、声優から引退ですよね、ですからその引退に華を添え・・・られてないですかな。
セーラームーンネタで、他にも書いてみようかなあ。
ちょいと誤字脱字がひどいので、訂正加筆しました。