アーガマの夜1 ~機動戦士ガンダムZZ~


 妹のリィナが死んだ。
 ハマーンに撃たれて瀕死の重傷だったし、避難していた小屋の真上にアクシズのモビルスーツが落ちてきたのだ。
 燃えさかる炎の中、涙が止まらなかった。ただ1つ見つかった形見の靴を抱きしめて、俺はオイオイ泣いた。

 塩湖を越えてしばらくした頃だ。
 アーガマの個室で休んでいると、ベルが鳴った。立ち上がってドアを開けると、そこにはエル・ビアンノが立っていた。
「エ、エル!」
「ヘッヘーン!あたしよ、ジュドー・・・ねえ、入っていい?」
 いいとも、だめとも言わないうちに、エルがずかずかと部屋に入って、ベッドに座ってしまった。
 俺はとりあえず、廊下を覗いて誰もいないのを確かめてから、ドアを閉めた。
・・・困るんだよな、困るんだよ~
「ま、座ったら!」
 脳天気にエルが言う。俺は頭をかきながら、エルの隣に腰掛けた。すかさず、エルがぴとっと俺の肩に頭をもたれ掛けてきた。
「な、何だよ、エル!」
「・・・いや、その、あの・・・アーガマに乗りこんでから、大分経つじゃな~い?・・・そろそろ・・・ね?」
 ったく何てことを言うのだ。
「バッカ!俺はね、今そんな気分じゃないの!妹が、リィナが死んじまったんだぞ!!そんな気分じゃないの!」
「だから!」
 エルが俺の言葉を途中で遮った。
「だから、慰めてあげようって言うんじゃないの。」
「いいよ・・・いいから1人にしておいてくれよ。」
「せっかく、女が恥を忍んで来たんだから、昔みたいにしよ、ねっ?!」
 エルが俺の服を脱がせようとする。俺は必死になって抵抗した。
「よせ、エル!・・・よせったら!」
「何よ~、シャングリラで、あんなにあたしに頼みこんだくせに!」
「グッ!」
 俺は絶句した。
 そうなのだ。俺はサイド1のシャングリラ時代にエルと関係していた。14、5にもなれば、誰だってえっちに興味を持つものだ。
 たまらなくなってエルに頼みこむと、彼女は黙って恥かしそうに身体を開いてくれた。
 最初は苦い経験だった。エルは死ぬほど痛がった。だけど、ビーチャやモンドにばれないように何回かしていくうちに、段々気持ちがよくなっていくようだった。俺もいろいろ試してみて、エルを喜ばせようと勉強している最中に、アーガマにいつのまにか乗りこむようになっていたのだ。
「ね・・・しよう?」
 動きの止まった俺の服を楽しそうに脱がしていくエル。俺はあっという間にズボンだけになっていた。
「あたしも脱いじゃおうっと。」
 エルが脱ぎだした。
・・・どうしよう?まずいよ、まずい・・・
 鼻歌を歌いながら、とうとうエルは下着姿だけになってしまった。
「えへへ、久しぶりだね、ジュドー♪」
「うわっ!」
 俺はベッドに押し倒された。エルが柔らかい身体を押しつけてくる。心の迷いとは裏腹に俺は勃起していた。
「・・・したかったんだよ、ジュドー・・・あたし、もう我慢できないよ・・・」
 エルが俺の耳に熱い息を吹きかけてくる。俺はゾクゾクしていた。
「あはっ、やっぱり、ジュドーのおちんちん、固くなってるう、嬉しい!」
 エルが俺のペニスを掴んだ。どうしよう、どうしよう、と迷ってるうちにやっぱりドアのベルが鳴った。
「!・・・だ、誰よ・・・」
 エルは素早く俺から身を離すとシーツを身にまとった。
「ビーチャとかイーノだったら、さっさと帰らせてね、ジュドー。部屋に入れないでねっ!」
・・・うわ、どうしよう?・・・違う、違うんだよ、エル・・・
 俺はもうあきらめていた。ヤケクソだった。はあ、とため息を吐きながらドアへ向かった。電子ロックを外した途端、風のようにルー・ルカが入ってきた。もう既に上着を脱いでいた。
「ごめん、遅くなって・・・アストナージさんが整備整備って、しつこいんだもん、・・・って、何それ!!」
 ルーのボタンを外す手が止まった。ベッドの上の下着姿のエルと服を脱ぎかけのルーの間の空間に、目には見えないビームライフルの軌跡が走ったような気がした。
 一瞬の沈黙の後
「ジュドー!どういうこと、説明してよ!!」
 という2人の怒声が響いた。しかも同時だった。
「あうあう・・・」
 絶句して言葉がなかなか続かない。そんな俺にあきれたのか、2人は顔を合わせて口論を始めた。
「何よ!あんた、エウーゴの志願兵でしょ、おとなしく寝てなさいよ!」
これはエルだ。
「あんたこそ、子供はもう寝る時間でしょうが!さっさと帰んなさいよ!!」
 ルーの頭から角が生えているような気がした。
「グレミーだけでなく、ジュドーのことも誘惑する気?淫乱ね!」
「何を!・・・い、言ったわね、私がいつ、どこで、グレミーのこと誘惑したのか教えてもらいたいものだわ!本当に性格キツいんだから!」
 2人がおでこをくっつけて言い争いをしている。このままでは殴り合いになるだろうと思ったら、何だか切なくなってきた。
「誰が性格キツいって?あたしが性格キツかったら、あんたは性格が悪いっていうの!判る?!」
「く、くやしい!!」
「何よ、やるっていうの!」
・・・やばい、本当に取っ組み合いの喧嘩になりそうだ・・・止めなきゃ・・・
「え~おほん、おほん!」
 腕を振りあげた2人がこっちを見る。
「まあまあ、2人ともなかよく・・・ね、俺達ガンダムチームなんだから、ね?」
「・・・」
 俺の背中に冷たい汗のようなものが走る。
「・・・大体、ジュドーはね、リィナが死んでそんな気分じゃないって、言ってたんじゃないの?なのに何でルーがここに来るわけ?」
 やばい、エルから始まった。
「今晩、約束したのにどうしてエルがここにいるの?・・・まさか二股掛けてたの?」
 ルーが眉を吊り上げて俺に言う。
「あうあうあう・・・」
「何、約束?・・・そう、ジュドーってルーといい仲だったんだ、ふ~ん、だからルーが脱走した時も、罰が軽くなるようブライト艦長に言ったんだ!ふ~ん・・・判ったわよ!!」
エルがベッドの上の服を集め始めた。
「ち、違うよ、エル、あん時はルーが必要だったから・・・懲罰で独房に入れてると、アクシズに襲われた時、アーガマが・・・」
「そうよ、私達仲がいいのよ!」
 ルーが俺の腕に抱きつきながら言った。
「だから邪魔しないでね!」
 服を着たエルが部屋を出て行こうとする。
「ま、待てよ!」
「馬鹿にすんじゃないわよ!!」
 と言ってエルは部屋を出て行った。目に光るものが見えたような気がした。
「エル!」
 伸ばした手をルーが強引に引っ張った。
「さ、始めましょうよ、ジュドー・・・時間余りないのよ。」
 後ろでルーが服を脱ぐ気配がした。

 それからのルーはすごかった。
 俺はルーの口に責められまくった。桃色の舌がぬめぬめと俺のペニスにからみついている。ちゅぱ、ちゅぷ、ちゅるるると下品な音を立てて、優美な姿の少女志願兵は俺のペニスを貪っている。
 誰がルーのこんな姿を想像するだろう、想像できるだろう。
「あん・・・ジュ、ジュドー・・・はん・・・ちゅるるるる・・・・ちゅぱ、ジュドーのおちんちん・・・おいしい・・・もうガマンできない・・・欲しいようっ・・・ちゅぱ、ちゅぷ、あん、欲しいよう、ああっ!」
 美少女の瞳が欲望に濡れている。こんなに望まれたら入れてやるしかないだろう。もっとも俺のペニスもルーに刺激されてギンギンだった。
 俺はルーの上に乗った。大きく足を自分で広げさせて、ぱっくり開いたルーのヴァギナへペニスの先端を押し当てた。
 くちゅ、 ちゅくっ、ずにゅ、
 ペニスの先端がルーの入り口を犯している。あふれる愛液にまぶしながら焦らしてやる。そうするといい声でルーが泣くのだった。
「焦らさないでよう・・・困らせないでようっ・・・あん・・・ジュドーったら・・・イジワル・・・イジワルって、あんっ!」
 ルーのよがる顔にガマン出来ず、俺は身体を沈めた。
・・・すまん、エル・・・ごめん・・・
 最初狭い壁が俺を圧迫する。だがその先を進めていくと、無数の襞が俺のペニスを捕えるのだ。
「ひ、ひいっ・・・だめ、だめ、だめえっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あん、当たるう~、当たってるう、ジュドーいいわ!!

 ルーは激しいのが好きだ。腰をくいっと捻るようにして彼女を責めてやる。
「奥まで、奥まで当たってるう!!あ~ん、き、気持ちいいの!あん、あん、あん!」
 グレミーが聞いたら卒倒するようなルーの喘ぎ声だ。
 俺はルーの形のいい足をペロッと舐めた。感じやすいルーがびくっと身体を震わせる。内腿がすべすべとして、ルーの匂いで一杯だった。地球に降りたときから、俺はこの足に夢中だった。この足に強く惹かれたのだ。砂漠でもアーガマの艦内でも、惜しげもなくスラリとした足をこれ見よがしに披露するルーに夢中だった。
「あん、いいよう、いいよう、ジュドー!!う、う、う、う、う!!」
 俺は唇を吸った。情熱的に舌をからめて、もっと吸いついてくるルーの舌。舌に飽きると歯とその裏側、歯茎まで求めてくるその舌。
「う、う、う、う、う、う、ぷはあ・・・あん、すごい、すごいよう、ジュドー・・・いいっ、いいっ、いいよう!あん、もっと気持ちよくしてえ!!」
 ルーの両腕がもっと俺を求めるように首にまきつく。ぱん、ぱんっ、ぱんっと俺達が結合する箇所から派手な音がする。
 俺はルーの豊満な乳房に舌を這わせた。転がすように舐めながら可愛い乳首を含むと、ペニスを柔らかく包んでいるヴァギナがぎゅっと収縮する。今度はルーの爪が俺の背中に食いこんだ。
・・・や、やべえ・・・
 危うくいきそうになった。まだまだこんなものではルーは許してくれないだろう。俺はいったん引き抜いた。
「あん・・・あん・・・え?いや、ジュドー・・・いやよ!」
「後ろ向いてよ、ルー!」
 安心したのかルーは素直に後ろを向いた。じゃじゃ馬のルーもこんな時だけ従順だ。唇の端に泡を付けて俺のペニスを待っている。
「あ・・・あ・・・あん、あん、あん、ああっ!」
 ルーの片方にまとめた髪が円を描いている。その軌道を見ているうちにルーが高い声を上げた。
「ああ、あん、いいよ、ジュドー!!あん・・・いいよう、ジュドー、私、私、私・・・あん、いい、いくようっ、いくっ!!」
 がくっと崩れたルーの身体を持ち上げながら、俺は突きまくった。いったはずのルーの口から時折、あん、あんって声が洩れてくる。
「俺も・・・出る・・・出る!」
「中はだめよう・・・中はっ!!」
 遅れて俺は限界に達した。ルーが素早く起き上がって、俺のペニスをその口に入れる。
「おくひのはかに、はひて・・・あ・・・」
 上目遣いに言うルーの顔のいやらしさったらありゃしない。俺は口内に放ってやった。
どく、どくっ、どく、
 俺の射精をすべて受け止めると、ルーは満足そうに咽喉を鳴らした。そしてくちゃくちゃと味わうと飲み込んでいった。
「あ~おいしかった・・・ああ!」
 俺とルーがベッドに倒れこむ。ルーが俺の胸にちゅっとキスをしてきた。
「・・・満足したわ・・・やっぱジュドーとのえっち、いいわあ・・・でも私だけだからね!」
「・・・」
「こらっ、返事しなさい!」
「・・・えっちなクセに。」
「あっ・・・ダメだったら・・・ダメよう・・・あはっ!」
 ルーのヴァギナに指を伸ばすとそこはまたもや濡れている。彼女は1回や2回で、満足したりしないのだ。
「なあ・・・グレミーとも本当にこんなことしたり、あんなことしたりしたの?」
「え?ああん・・・イヤねえ・・・あはっ、あん・・・あ・・・し、してないわよ・・・」
 びくっ、びくっとルーが、俺の愛撫に足を痙攣させながら言う。
「本当かい?」
 ルーの敏感な突起を軽く指で刺激してやった。
「本当よ・・・あん・・・あ・・・ほ、欲しくなっちゃうじゃない・・・あっ、あっ、あ!」
しかしその時ベルが鳴った。
「!・・・誰よ・・・もうジュドー、断ってよね!」
 もそもそしてシーツの下に隠れる可愛いルーのお尻を1回撫でてから、タオルを腰に巻くと、ドアの内側から外を見てみた。
「あ!」
 ドアの外には顔と眼を真っ赤にしたエルがいた。
「どうしたの、ジュドー。早く続きやりましょうよ~!」
「そ、外にエルがいる・・・どうしよう・・・?」
「んま~エルったら・・・しょうこりもなく・・・見てらっしゃい!」
 脱兎の如くベッドから跳ね起きたルーが、俺を押しのけて穴から外を覗いた。その瞬間、またもやベルが鳴った。
「こら~ジュドー・アーシタ!!ドア開けろっ!!」
 外からガンガンドアを叩きながら、エルが絶叫する。
「あたしの処女奪ったジュドー、開けなさいっ!ルーなんかといちゃついてないで、開けな・・・って、えっ!」
 ルーが素早くロックを外して、エルの髪の毛を掴んだまま、部屋の中へ引きずりこんだのだ。
「痛い!痛いじゃない!!痛いったらあ!」
 ルーは思い切り、エルをベッドへ突き飛ばした。
「馬鹿じゃないの、あんた!・・・何、人の部屋の前で大騒ぎしてんのよ!」
 俺には、わなわな拳を握りしめるルーが悪魔のように見えた。ぷいとふくれたエルがそっぽを向く。
「何よ、1戦終えたみたいでさ、この淫乱ルー!!」
 瞬間裸のルーから湯気が立ち上ったかと思うと、彼女はつかつかとエルに歩み寄って、バシンと平手打ちを食らわせた。
「・・・やったわね・・・上等よ!」
 格闘が始まった。俺はおろおろするばかりで、何も出来ないし止められない。
 不意にシャングリラで聞いたことのある

 ♪けんかをやめて~2人を止めて、私のために争わないで~もうこれ以上♪

 なんて懐メロが思い出された。
・・・おっとこうしてる場合じゃない・・・
「おい、もう止めろよ!」
「この淫乱泥棒猫!!」
 エルがルーの青味がかった髪の毛を引っ張ってる。
「何ですって、薄汚い野良猫!」
 ルーがエルのほっぺたをつねっている。
 2人とも俺の言うことなど聞きはしない。
「やめろって・・・うわっ!!」
 最後に見たのは2人の振り上げた両肘だった。その両肘がほとんど同時に俺の視界に迫り、激突した。
・・・あべしっ!・・・
 キナくさい匂いがして俺の意識は遠のいていった。

「エルが悪いのよ、外で大きな声出したりするから!」
「・・・だってくやしいんだもん!・・・2人だけで楽しんでるからさあ・・・ルーずるいよ!」
・・・まだ言い争いしてやがる・・・
「あ、ジュドー、ジュドー!大丈夫?痛くない?!」
 俺はルーにぎゅっと抱きしめられた。柔らかい胸に押しつぶされそうになり、ジダバタ暴れた。
「ちょっと、ジュドーが死んじゃうじゃない!」
 少し息が楽になったかと思うと、今度は、髪の毛が痛いくらい引っ張られて、俺はベッドに頭を打った。
「大丈夫?ジュドー?!」
 上から心配そうにエルが、俺の顔を覗きこんでいる。
「・・・ああ・・・痛いけど・・・大丈夫・・・俺、どれくらい気を失ってた?」
「・・・5分ぐらいね・・・ごめんね、ジュドー、あたしひどいことして・・・反省してる。」
「1人だけいい子ぶらないでよ!」
「黙っててよ!・・・心配したよ、ジュドー・・・」
「うん・・・もう大丈夫・・・って、ええ?あぐっ、あぐ!」
 俺の口がエルのキスで塞がれた。次にエルが舌を送りこんで俺を捕まえると、激しく絡み合わせた。
 れろ、れろっ、れろれろっ、
「エル、何すんのよ!」
 何か遠くでルーが絶叫してるような感じだった。
 俺はキスにとろんとしてしまった。身体中から力が抜けていくのに、下半身に熱くて強い疼きを感じていた。
「・・・ジュドー・・・寂しかったよ・・・追いかけてくれないから・・・ルーみたいな性悪に、夢中みたいだったから・・・あたし、あたし、くやしくてさあ・・・ごめんね、ジュドー・・・」
 エルが耳元で囁くように言う。
「あんたねえ、いい加減にしなさいよ。誰よ、その性悪って!」
「・・・だからさあ・・・埋め合わせするよ・・・」
 下半身の疼きが強い力で握られた。エルがその手で俺のペニスを掴んだのだ。そしてゆっくりと上下に動かし始めた。
「ね・・・ジュドー・・・あたしの方がいいでしょ?・・・あん・・・ね、こんなに固いよ!」
・・・あ、あ、き、気持ちいい・・・まだ頭がはっきりしないけど・・・
「口でしてあげるね・・・」
 あむっと俺のペニスが生温かい感触に包まれた。はっとして見るとエルがポニーテールを揺らしながら、咥えている。
「もう!ジュドー!ジュドーったら!!」
 怒った声のする方を見ると、ルーが赤い瞳を紅蓮の炎に燃やしながら俺を見ていた。
「ルー・・・キスしてくれ。」
「え?何言ってんのよ!」
 俺は困った顔のルーを無理矢理抱きしめてその口を塞いだ。
「あぐ!・・・あ、あ・・・あっ・・・」
 すぐにルーは抵抗を止めて力を抜いた。反対に吸い返してくる。
・・・じゃあ、3人で楽しもうぜ・・・
 空いた手でルーとエルの胸を撫でてやる。ルーはまだ裸だったし、Tシャツ越しのエルの乳首は尖っているような感じだった。
「あ・・・ああ・・・ジュ、ジュドー!」
 感じやすいルーが色っぽい声を立てた。
「エル・・・服脱げよ。」
「うん・・・判った・・・」
 ちゅぱっと名残惜しそうに、エルは口から離すと服を急いで脱ぎ捨てて、再び咥えるのだった。俺はルーを抱き寄せながらも、空いた手でエルの下半身へ指を這わした。
 ちゅく、じゅく、ちゅくっ、
 じゅるるる、じゅぷっ、ちゅぷ、
 粘膜の音がする。だんだん2人の吐息が悩ましくなってきた。特にエルのヴァギナからとろとろの愛液が滴って、俺の腹の辺りに溜まってきていた。
「ジュドー・・・私も舐めたいよう・・・」
「ちっ、わがままだな・・・ほら、エルと代われ!」
 ルーが移動して俺のペニスに近づいていく。またペニスの取り合いになっては困るので、今度はエルを引き寄せた。
「ああ・・・ジュドー・・・好きよ・・・大好き・・・って、ああっ!!」
 俺は、まだ固いこりこりとしたエルの乳房を舌で舐めた。
・・・ルーは巨乳だけど、たまにはエルみたいなのもいいなあ・・・
 ビーチャが聞いたら怒るだろうな、と思いながら先っぽを固くしたエルの乳首を吸う。同時に濃い陰毛をかきわけて、エルの敏感な突起を探った。
「エル・・・濡れまくり・・・」
「ああん・・・あんっ・・・だ、だってえ、シャングリラ以来だもんっ・・・あん・・・おかしくなっちゃう・・・あ!」
「・・・欲しい?」
「うん・・・すごく欲しい!」
 俺はエルの欲求に応じてやることにした。離そうとしないルーから引き抜いて、俺はエルをベッドに寝かした。
「え~私も欲しい!」
 不満気な顔をするルーをなだめすかして、エルの隣に寝かせる。
「まずはエルからだっ!そうれ!!」
 にゅぷぷぷぷ、にゅ、にゅにゅにゅ、
「あうっ!・・・あ、あ、あ、あ、あ、ああっ!!いいっ!!」
 俺は慌ててエルの口を手で塞いだ。こんな大声では両隣のヤツに聞かれてしまう。
「う、う、う、う、う、ううっ、ああっ!」
 エルが俺の指を思い切り噛んだ。痛かったけど離す訳にはいかない。ふと横を見ると羨ましそうな顔でルーがこっちを見てる。
「・・・ルーはさっきしたじゃんか。」
「・・・それはそうだけど・・・欲しいもんは欲しいの!って、ああん!!」
 仕方なく俺は左手をルーの中まで突っ込んだ。指がスムーズに奥まで入っていく。
「う、う、う、ううっ!はあん、気持ちいいよお、ジュドー!」
 1人にペニスを入れながら、もう1人を愛撫するのは難しいな、と思った。ZZを操縦するより大変だ。
「すごい~すごいよ~ジュドー・・・あたし、もうだめ・・・ああんっ、いい、いい、いいよっ!」
 背中に爪を立てたエルが、弓なりに仰け反った。同時に手が宙に弧を描き、そのままベッドに沈んでいった。
「?あれれ、もういっちゃったの、エル?」
 何を言ってもひくひく痙攣するだけだ。シャングリラ以来なら大分、欲求が溜まってたハズだ。すぐにいってもおかしくはない。
「じゃあ、ルー・・・入れちゃうね!」
 待ってましたとばかりにルーが抱きついてくる。
「早く入れて、ジュドー、早く早くう、早くしてよ、あうっ、あんっ、あん、あああ、い、いいよう、いいよおっ!!」
 けんかのせいだろうか、ルーの身体は燃えたぎっていた。キュウキュウに締めつけるルーのヴァギナが俺を熱くさせる。
「もっと突いてえ、もっと、もっと、もっと!あん、いいようっ!!」
 ルーは泣きながら悶えていた。よだれを垂らし、眼をきつく閉じ、瞼から涙が頬に伝わっていた。腰をくいくい押しこむと青い髪の美少女が鳴く。
・・・ああ・・・き、気持ちいい・・・
「あ、あ、ああ、ね、ね、ね、ね、ねえっ、いっていいの、いっていい、いく、いくよう、いくうっ!!」
 ルーが達した。俺ももうだめだ。
「あ、出る!」
 どく、どくうっ、どくっ、
 俺は2人の美少女の胸に精液を振り掛けてやった。たっぷり出た。これ以上はないってくらいに、たくさん出た。
「ああ・・・熱い・・・」
 とろんとした顔のエルが精液を集める。
「ああ・・・あん・・・はあっ・・・」
 同じくとろんとして満足気のルーも自分の乳房の間に溜まった精液を集めている。
・・・はあ、はあ、はあ・・・や、やったぞ・・・俺はやったぞ・・・
「す、少しやすませてくれ・・・」
 俺はベッドの2人の上に倒れこんだ。
「じゃあ、5分後にもう1回ね・・・」
「ば、馬鹿言うなよ・・・エル・・・もうカラカラだよ・・・」
「だってルーは2回でしょ?あたしはまだ1回だもん。」
「私だってまだまだよ。」
「2人とも怖いこと言うなよ!」
 まだ絞られるのかよと俺は絶句した。
 その時、またベルが鳴った。
「?」
「え、またあ?!」
「誰だ?!」
 俺は急いでドアのミラーを見た。
・・・?誰もいない・・・悪戯かな?
 明かりを消して、ドアを開いた。
「誰もいないぞ・・・ってうわっ!!」
 俺の視線の高さには誰もいない。が、しかし、下にいた。眠そうに目をこするプルがそこにいたのだ。
「プル!どうしたの?」
「プルですって?」
「やだ、ジュドー、プルとも約束してたの?ロリコンの変態!?」
「あのなあ!・・・ねえ、プルどうしたの?」
 プルは奥の2人も見ずにこう言った。
「おしっこしたいよう、怖いからジュドー、一緒に来て!」
 俺はがくっとこけた。

☆彡

(了)

 

亭主後述……
ZZです。ZZ4部作第1弾です。
実は私はルー・ルカ萌えなんですねえ。☆彡のマークと西アフリカでの美脚モロ出しにノックアウトされました。
でもルー……イスラム文化圏であの格好はまずいと思うぞ……
最後にジュドーと木星行っちゃったけど・・・何するんだろ?
いちゃついてたら、木星鉱山の荒くれ達にルーが奪われちゃうぞ!……少し心配。
何で付きあってんだろう?そんなエピソードあったっけ?
ま、いいです。ご感想お聞かせ下さい。

kaede-dさんから、ルーとジュドーの絵を頂きました、歓喜に喘ぐルーたん、えっちです。
kaede-dさん、ありがとうございました。
で、もって、後半に続くのであります。