夢幻し編 ~ひぐらしのく頃に 祭~

 鈍く低い単調な機械音が、断続的に聞こえていた。そして耳を澄まさないと聞こえなかった吐息が、徐々に大きくなってきていた。

 薄暗い車内に目を凝らす。

 ぼんやりと白い腿が蠢いている。うねうねと揺れている。その上下動がだんだん大きくなっていく。

 太腿が震えて、今度は身体全体が跳ねた。

「あん、あんっ、あんっ!」

 しかし。触れようと思えばそこにあるのに、今の俺には決して届かないのだった。

 俺は、ここで見ているだけ、なのだ。眺めていることしかできないのだ。

 いや、違う。ズボンから大きくなったオットセイ☆を取り出して、握り締めることができた。そして聞こえないように、バレないように、しごくことができた。

 車体にもたれ掛かって、中の光景を凝視しながら、オットセイ☆をこすることができた。

 

  車の中の少女は、最近見つけたオモチャで遊ぶことにご熱心のようだ。

 パンツに当てていたさっきとは違って、身体の中心に直接宛がっている。大きく開いた足に引っ掛かっている純白の木綿のパンツがユラユラと揺れるのが、何だか卑猥だった。

 

 やがて首が持ち上がって、念願の顔をようやく見ることができた。

 ぽうっと上気した頬を染め、虚ろな瞳はオモチャだけを見つめている。半開きの口からピンク色の舌がちろちろとその姿を見せ、よだれが口の周りに付いているようにも見えた。

 その光景は、彼女に与えられた快楽を物語っていた。

 

「はう~、いい、気持ち、いいよう」

 振り絞られる声は虚ろなくせに、ひどく悩ましく、握り締めた俺のオットセイ☆を一層固く膨らませていった。

 

 俺は、同じ学校の同級生、竜宮レナの痴態を覗き見していた。

 彼女は、レナは……このゴミ山の女王は、粗大ゴミの不法投棄場になったここで、いろいろな「かぁいい」モノを拾っては家に「お持ち帰り」していた。

 

 そのうち、お父さんが若い女性と交際を始めたことをきっかけに、ゴミ山にあった廃車の中に自分の居場所を見つけてしまったらしい。

 祭も終わり、お父さんも憑き物が落ちたようになって若い女性と別れた今でも、レナはゴミ山にきて、「かぁいい」モノを漁っていた。

 そして時には例の廃車の中で、やはりゴミ山で拾ったオモチャで自分を慰めていたのだ。

 

 俺は時々レナに誘われて、「かぁいい」モノコレクション収集を手伝っていた。

 ある日、気づいたのだ。レナが基地の中で自慰行為に耽っていることを。そしてそれを覗き見するという楽しみに。

 

 赤くて太いオモチャは、まるで凶器のように見えた。

 それをレナは平気で股間に当てている。当てるだけでなく、それをパンツの中に突っ込んで掻き回す。出歯亀の俺が心配になってしまう程の激しさの時もあった。

 

……レ、レナ、大丈夫かよ、そんなに激しく動かして!

 

 心配も杞憂に過ぎない。

 俺の心配もよそに、普段は華奢な身体を震わせてレナは喘ぐだけ、だ。そして、「もっと、もっとぉ」とか「いくいく」とかいやらしい言葉を洩らしている。

 今もレナは周囲を気にせず、車の中で叫んでいる。

「い、い、いくぅ!!」

 そして身体を弛緩させる。絶頂に伸び切った後、暫くの沈黙の後、荒々しい息遣いに全身を揺らすレナだった。

 同時に俺もゴミの山に向けて射精していた……これでも、ズボンを汚さずに上手くできる様になったものなのである。

 と、その時、車のドアが開いた。身を起こしたレナが濡れた股間も露わに、

「圭一君」

 と名前を呼んだ。

 

 視線はレナの中心に釘づけになりながらも、俺はふらふらと開いたドアを潜って車内に乗込んでいった。

 

 散乱するオモチャの予備用電池を踏んづけながら。

 レナの芳しい匂いの篭る車内へ。

 誘惑の視線のレーザービームに招かれて。

 電源の入ったままのオモチャの鈍い音に、頭の中を真っ白にさせながら。

 レナの待つ車内へ乗り込んでいった。

 

「オットセイ☆は、どうしてこんなに大きくなっちゃったのカナ? カナ?」

 オットセイ☆を繁々と見つめ、根元をぎゅっと掴んでレナは呟いた。心底不思議そうに言った。

「そ、それはね、レナに触られてるからだよ」

 赤頭巾ちゃんのお婆さんよろしく説明してやると、途端にレナの瞳の色が変わり、手に力が入った。

「嘘だ!」

「い、痛いよ、レナ」

 泣きそうな声で悲鳴を上げてしまった。

「嘘だっ!!」

 もう一度叫ぶ。

「う、嘘なもんか、本当」

「覗いていたくせに!!」

「え!?」

 レナは勝ち誇ったかの様に薄笑いを浮かべ、顔を近づけてきた。相変わらず、手の中にオットセイ☆がいる。

「私がしていたこと、圭一君、ずっと外で見てたよね? よね?」

 返事ができず、俺は途方に暮れる。

「覗き魔の変態さんだね? だね?」

「ち、違う……」 

「固くさせて、大きくさせて、本当にいやらしいよ、このオットセイ☆」

 と懲らしめながらも、鼻を近づけて、オットセイ☆の匂いをくんくんと嗅いだ。

「あ、出しちゃったんだ」

 勿体ない、と言ってレナは舌先で彼女曰くのオットセイ☆の先を舐め取っていく。唇が触れた瞬間、鋭い快感が身体を貫いていった。

「あっはははははは、かぁいい、かぁいいよ、オットセイ☆」

 高笑いの後、レナはおもむろにオットセイ☆を口に含んだ。こんなこと、どこで覚えたのか不思議だった。

 ちゅぱちゅぱと派手な音を出しては、思い切り口の奥に含んでいく。次には睾丸を舐め舐め。そして又ストローク。その繰り返しが続くうちに、俺はあっという間に再び出してしまいそうになった。

 レナに訴えると、

「飲みたいな。圭一君のミルク」

 俺は髪を撫でて、オットセイ☆に頬ずりする彼女の望む様にさせることにした。

「うんっ、ん、んっ」

「あ、レ、レナァ」

 きゅっと締まった唇。白くて細い指の動きがオットセイ☆に胴体に沿って激しくなっていく。そしてとっても熱い口の中。

 もうこれ以上は持たない、と思った。

「ん、ん、んくっ、かぁいいよぉ」

 レナの頭を掴んで、腰を深く奥まで送り込む。もう頂点が、そこまで、きてい……た。

「出、出ちゃう」

 オットセイ☆の中を熱いモノが奔っていく。それは全身に波及して、またオットセイ☆へ流れ込んでいった。

 精子の奔流だ。オットセイ☆は精子を再び吐き出して、レナの口を襲っていくのだ。

「う、う、うう」

 苦しそうなレナの声ですら、甘美なものに聞こえた。俺はしばらく夢心地のまま、陶酔感を味わっていた。

 

 すべてを出し切った後、レナは何を思ったか、またちゅぱちゅぱオットセイ☆を吸っていく。残った精子を残さず味わうためだ。

 

 貪欲なレナ。残酷なレナ。淫らなレナ。

 

  白く濁った俺の欲望を頬っぺたに残しつつ、ようやく彼女はオットセイ☆を離して、咽喉をごくんと鳴らした。

 そして顔をしかめて、

「とっても、こ、濃くて、なかなか飲めなかったよ」

「ミルク、おいしかったか?」

「ん……でも」

「でも何?」

「二回目なのにちょっと早すぎるよ」

「う」

「でもこんなにまだ太くて固いから、まだ大丈夫だね」

 返事も待たずに、レナはもう一度ちゅっとキスをして、俺の上に跨った。そして両方の腿と手でオットセイ☆を挟んで、こう言った。

「脈打ってるぅ……とっても熱い」

 うなされる様な声音だ。実際夢を見ているような表情だった。だが、レナは焦らすつもりなのか、すぐには挿入させなかった。

 レナの中心にこすりつけて、何度も何度もこすって。突起にオットセイ☆を押し当てて。

「き、気持ちいいよう、圭一君……」

「レナ、俺も」

 腰を動かすレナを抱き寄せて、唇を吸う。驚いた彼女だったが、やがて舌を伸ばして逆に俺は吸われた。

 そのままレナとキスを味わって、楽しんで、切なそうな吐息を聞き続けると、

「……いいカナ? カナ?」

 囁くのだった。

「何が?」

 恥らってかぶりを切るレナだったが、

「入れてもいいカナ? カナ?」

 どうせここまできたら、後はレナ様の言いなりだった。彼女は返事も待たずに腰を浮かせて、唇を噛み締めながら、オットセイ☆目掛けて腰を落としていった。

 狭く熱い肉の中を進むオットセイ☆が暴れ出すと、

「はぁ、はぁ、ああ」

 いきなり大きな声になった。

 はだけた胸を乱暴に掴む。揺れる乳房をぐわしと掴む。柔らかい感触はたまらない。

 反対にレナは少し乱暴な方がいいらしい。顔を歪まさせて、悦ぶのだった。

「レナ、気持ちいい、け、圭一君、レナ、すっごくいいのぉ!」

 可愛い声で叫ぶ。もう何も見えないのだろう、と思った。狭い車内に頭を時々ぶつけても構わずに、喘ぎ続けた。

 腰を打ち続けて、身体の奥へ奥へと、オットセイ☆を飲み込もうとひたすらに。ただただ、いじらしいくらいに。

 同時に柔肉は、オットセイ☆を締めつけてきた。

 このままじゃ、もう持たない、やばくなるだけと確信した俺は、

「今度は俺が上になるから」

 と動こうとした。

「はっはははは、こんなに醜く膨らんだオットセイ☆なんか、見たことがないよ、圭一君の他には!」

「うう……」

 哄笑に対して、何も言い返せはしない。さっきまでレナにとっては「かぁいい」はずだったのに、今は醜いものなのらしい。

「上になるなんて言って。本当は圭一君、また我慢できなくなっちゃったのカナ? カナ?」

 むんずと下半身を握られて、悲鳴めいた声になっていた。

「そ、そうだよっ、いきそうだったんだ。またいきそうになったんだ!」

 それを聞いたレナの瞳が妖しく光ったような気がした。固く勃起したオットセイ☆を持つ手に力が入り、呻く俺を見下ろすように、

「レナが欲しい、って言って」

 間髪入れず脊髄反射的に、

「レナが欲しい」

 俺は言っていた。もはや、言いなりになるしかないのだった。

「かぁいい、かぁいい、ホントにかぁいいよ、オットセイ☆」

 言うなり、レナはヌラヌラと光るオットセイ☆の頭にちゅっと口づけた。そして妖しい笑みを浮かべながら、続けて言った。

「レナの中に入りたい?」

「あ、当たり前だ、レナの中に入りたいよ」

「いいよ、圭一君、きて」

 横たわった身体を大きく開いて、俺を誘惑する。股間の茂みから覗くピンク色の突起、そのすぐ下の亀裂から何やら白い粘液が溢れてきている。

 強烈に淫らだった。最高にえっちだった。

 我慢できなくなった俺は、ふにふにな腿を持って、オットセイ☆を亀裂に近づけていく。

 濡れて光るクレバスに当ててそうっと進むと、ああっと悩ましい吐息が洩れた。

 頬を薄ピンク色に染めたレナが顔をしかめた。彼女も感じてきているのだろう。

 肉の奥に進み、ゆるやかな律動をさせる。吐息だけだったレナが次第に声を上げるようになり、それに併せてリズムを取っていくと、

「あ、そこ、そこ、そこ、いいよぉ!」

 服がはだけ、意外と豊かな乳房が現れ、揺れていく。乳房の頂の薄桃色の突起にかぶりつき、しゃぶる。

「あ、あ、感じる、感じちゃうよぉ!」

 こうなると攻守逆転だった。

 外が暗くなっているのを確かめて、

「レナ、おい、レナァ!」

「な、何……?」

 耳元に口を寄せて、こう囁いた。

「可愛いよ、レナ。素敵だよ、レナ」

 例によって例のごとく、ちゅどーんとレナの頭に見えない煙が上がった。はっきり言って、失神寸前でもある。

 それをいいことに唇を吸ってから、レナを引き寄せて車外に出ることにした。

「こっちにくるんだ」

 ほとんど無抵抗状態だった。車に身体を預けて立ち尽くすレナの股間を指で探る。

「あ、あっ、け、圭一君」

「何?」

「は、恥ずかしいよ、はう」

 濡れた体内を探っていた指を引き抜いて、かざす。日は沈みつつあったけれど、濡れ具合を示すには十分な明るさだ。

「これだけ濡れているのに、今更恥ずかしいはないんじゃない?」

「いや、いや、恥ずかしいよぅ、はう~」

「誰もこないよ。ほら、オットセイ☆を握ってみて」

「う、うん……あ、熱い」

 俺は指を再び潜り込ませる。だらだらと溢れてきた豊富な潤滑油のおかげで、進入は容易だった。

 また感じ出したレナの唇を奪い、舌を絡ませた。伸ばしてきた彼女のそれを捕まえると、ざらざらした感触に俺も震えた。

 しばらく激しいキスを交わしてから、レナを突き放して後ろを向かせた。 

 車体を支えるレナが不安そうにこちらを向く。

「ど、どうするのカナ、カナ?」

「……立ったままするんだよ」

 白いワンピースをめくれば、剥き出しのお尻がこんにちは。パンツは車内にあるはずだった。

 オットセイ☆を亀裂に当てて、そのままゆっくりと進む。肉の抵抗が僅かにあるものの、レナの中に徐々に飲み込まれていくと、

「ああ、あ、ああ~!!」

 顔を沈めたレナが高く哭く。耳をそっと噛み、豊かな乳房をふにふにと揉む。

 途端に締めつけが、きつくなった。

 

 柔らかい。熱い。肉と肉の絡みが気持ちいい。

 

「気持ちいい?」

「う、うん、気持ちいい、け、圭一君は?」

 返答の代わりに俺はレナを突く。もう一回、更にもう一回、そして激しく突く。

「あっ、ああっ、あっ!!」

 まあるいお尻に手を当てて、腰を踏ん張って、突くのだ。レナを哭かせるために、貫くのだ。

「も、もぉ、ダメッ!!」

 身体が弓のように沿り、弾みでとうとう帽子が落ちた。

 

 もうすぐだ、もうすぐ、もうすぐ、そこまできている。

 

 起こした半身を車体に預けて、レナが崩れ落ちる。

「あ~ああっ、ん、あ、い、いくっ!!」

 悲鳴にも似たよがり声だった。

「お尻をもっと高くして」

 力が抜けて、ともすれば膝が沈みそうになる身体を支えて、俺はただひたすらに貫いた。

「ん、ん、あ」

 おとなしくなっていたレナの声が、徐々に大きくなりつつあった。またもや快感が押寄せてきているのが明らかだ。

「またいきそうなの?」

 こくりとうなづくだけで返事はない。だが、このターボチャージャー全開の腰使いを見よ! 前原圭一の逆襲だ!

「や、やだ、私、私、んっ!」

 股間の突起に手をやると、びくんびくん震えた。それを見た俺も、一気に快感に包まれていた。

「レナ、一緒に」

「う、うん、いきたい、あっ、ああっ、ダメ、またいく、いっちゃいそう!」

 もう限界だった。達したレナの姿を見届けてから、最後の力を振り絞って引き抜いた。

 まあるい尻に全てをブチ撒けた。精液を浴びる度に、レナは喘ぎ、すすり哭き、俺の劣情を煽っていた。

 尻の上に溜まった精液を二度三度指ですくって、レナの舌に絡めては飲ませてやった。

 

「圭一君、ねえ、圭一君てば」

 いつものレナに戻って快活なお喋りが始まった。

 ティッシュで拭って、パンツとズボンを探しつつ、

「うん?」 

「気づいていたカナ? カナ?」 

「ん? 何がだ、レナ。富竹さんでもいて写真に撮られちまったかぁ?」

 冗談めかして言ってみた。

「ははは、それ面白い。でも残念、違うよ」

 オットセイ☆に手を伸ばしてきて、尚も弄ぼうとするレナに思わず苦笑してしまう。

「ん、じゃ、何だろう?」

「さっきね、魅~ちゃんがいたんだよ」

「え?! 今、何て言った?」

「さっきね、外でしてる時、魅~ちゃんがゴミ山の向こうから私達を見てたの」

 怖いことを言いながらも、オットセイ☆をいじくる手は休まらず、そして笑顔を浮かべたままだ。

 今聞いたことより、そっちの方がよっぽど恐ろしいと思った。

 車の外を見ようとする俺に、

「もういないよ。帰っちゃったみたい」

 夏の終わりだというのに、背筋に寒気が走っていた。

「ああ、縮んじゃった。残念」

 そりゃ、魅音がいたなんて聞かされたら、オットセイ☆なんか小さくなるに決まっている。

「お、おい、レナァ!」

 その時、レナがオットセイ☆から視線を外して、俺を見た。その瞳の色がまた変わっていた。例の妖しい色になっていたのだ!

 オットセイ☆を握り締める手を振り解こうとしたが、それはできなかった。俺は、蛇に睨まれたカエルのように固まっていたのだ。

 

 ひぐらしの大合唱が聞こえた。いや、これは幻聴かもしれない。

 それとも本当に聞こえているのだろうか?

 

 本当に俺はレナを抱いたのだろうか。それこそ、夢か幻のようにはかない思い出になっていた。

 

「これはね、罰ゲームなんだよ」

「ば、罰ゲーム?」

 自分の声が震えていた。

「あっははは! そう、この間私が勝って、魅~ちゃんがビリだったこと覚えている?」

「ああ」

 ジジ抜きだったか、連想ゲームだったか、ボードゲームだったか、もうそれすら判らない。だが続きが聞きたくて、思わず返事をしていた。

「あの時の罰ゲーム、決まらなかったでしょ。だから今日魅~ちゃんに、ここにくるように頼んだの」

「お前……」

「きっつい罰ゲームだったかな? あっはははははは!! あの時の魅~ちゃんの顔って言ったらおかしくって、ああ、苦しい、はははは!!」

 

 おかしくないし、全然笑えない。

 

「あれ、圭一君? 顔が青いし汗だらけだよ?」

 その通り、俺は冷汗だらけだった。それなのにレナから目を離せずにいた。

「本当はオットセイ☆をお持ち帰りしたいけど、無理だから諦めるね」

 反射的に俺の目は車内に走る。まさかとは思うが、鉈なんてその辺に転がっていないだろうなと不安になった。

「あ、大きくなってきたよ。はう~オットセイ☆がまたびんびんになってるぅ。かぁいいよ」

 何故だか復活を遂げたオットセイ☆は、こうして再びレナの口に収まることになった。

「んむっ、ん、んっ」

 舌を使ってぺろぺろと舐め、必死になってオットセイ☆をしゃぶるレナを見ているうちに、情けないことだがだんだん昂ぶりつつあった。

 目の前で熱心に、だが無邪気な顔でオットセイ☆を頬張る竜宮レナの姿は、決して終わらない悪夢、そう醒めない悪夢なのだ、とも思った。

 

 

 

 また、ひぐらしがなく声が大きくなって、辺り一面から聞こえてくるような気がしていた。

 

(了)

 

亭主後述・・・

 

不潔、とは言わんで下され! ちゃんと衛生ナプキンで拭ってレナは使用しているのです!(ホントか?)

レナの狂気(この言葉が相応しいような気がします)は、まだまだ終わっていないのです。

茨城バット事件も、本当はレイプされてしまった彼女の復讐では……

 

あ、うわなにをするやめr、あれ? 私の腕が動かない。くぁせdrfgtひゅじこlp