司令の低く喘ぐ声が、さっきから私の上で聞こえている。
「レイ・・・レイ・・・レイ・・・」
目を開けて司令の顔を見た。司令の顔は、快感でドス黒く歪んでいるようだった。
・・・司令、体調でも悪いのかしら・・・?
大きく足を広げられながら、ボンヤリとそんな事を考えてみたりした。
ぬちゃ、くちゃ、くちょ、
私は頭を持ち上げて、湿った音のする場所を探してみた。
・・・司令が私の股間を出たり、入ったりしてる・・・
「あん・・・あ・・・」
「レイ・・・レイ・・・レイ!!」
司令の動きが速くなった。私の両肩を押さえつける腕に力がこもっている。
「う・・・出るっ・・・レイ!レイ!!」
動きが一瞬止まったかと思うと司令は、私の体内に果てた。
司令は呪文のように私の名前を呼びながら、いつまでも私の首筋に顔を埋めていた。
「綾波!綾波!!」
誰もいない理科実験室の準備室で、相田君が真っ赤な顔をしながら私を責めている。
理科の授業の後片付けをしている時の事だった。急に相田君が後ろから抱きついてきたのだ。
あっという間にスカートがたくし上げられ、下着が降ろされる。抵抗する間もなく、相田君は侵入してきた。
「きれいだよ!・・・綾波!!」
教壇に掴まりながら、私は崩れまいと必死に堪える。
・・・こんな時、使徒の迎撃命令が出たらどうしよう?
少し、気になった。
パリン!!私達の震動で、机の上のビーカーが落ちて割れた。相田君は何事か囁きながら、必死に私を犯していた。
「ごめんよ、ごめんよ・・・綾波!!・・・ごめんよ!」
・・・何故・・・謝るの?・・・謝罪するくらいなら、初めからしなければ良いのに・・・
「・・・あふっ・・・あ・・・んんっ・・・」
ぱんっ、ぱん、ぱんっ、
「・・・後ろから見た綾波が・・・人形みたいにきれいだったから・・・可愛かったから・・・いけないんだ!!綾波が悪いんだ!」
・・・人形?・・・この人、何を言ってるんだろう?・・・あんっ・・・あ・・・あっ・・・
「ごめんよ・・・ごめんよ・・・あっ!」
相田君は私から引き抜いた。
「!」
制服のスカート越しに熱いほとばしりを感じた。
「・・・」
「ふう、ふう、ふう、」
荒い息遣いをしながら、相田君が私を見ている。
「ごめんよ・・・ごめん・・・」
「もう気が済んだ?」
私はまだお尻を抱えている相田君の手を振りほどいた。
箒とちり取りを掃除道具入れのロッカーから取り出して、割れた破片を片づける。そんな私を相田君がじっと見ていた。
「・・・綾波・・・何で怒らないの!」
「?」
手を止めて相田君を見つめ返す。私の視線に少したじろいだようだ。
「・・・これじゃあ、どっちが強姦したか判らないじゃないか!!」
相田君が部屋を出て行った。
・・・制服の替え、あったかしら?
1人取り残された私は、箒を片手に汚された制服のクリーニングについて考えていた。
夜の第三新東京市。私は、新歌舞伎町をただあてもなく彷徨っていた。
もう9時を回り、酔客や若者で町中が混雑していた。新刊の文庫本を買った後は予定も目的も無く、ただ歩いているだけに過ぎない。
私とそう変わらないくらいの年齢の恋人達の笑顔・・・眩しかった。少し羨ましかった。
・・・私は学校へ行って、命令でEVAに乗って戦うだけの繰返し・・・そして気まぐれに司令に抱かれるだけ・・・そう、人形のように・・・司令は用が済めば、さっさと控室か自宅に戻れと言うだけ・・・時にはNERVの青葉さんが、更衣室で押し倒して、乱暴に犯してくる事もある・・・そんな時、私はじっと耐えているだけ、嵐が過ぎるのを待つだけだ・・・・
・・・なのに、ここの若い恋人達には、私が守っている人達には、充分に温もりがある。居場所がある!私には無い何かを皆持っている!
・・・私にも、温もりが、平安の時が、居場所が欲しい!
「!!」
私は急に手を引かれた。人気の無い路地へグイグイと連れ込まれてしまう。
「だめだよ、お嬢さん、こんな時間まで繁華街に居たら・・・」
私を引っ張ったのは、頭が禿げ上がって分厚い眼鏡を掛けたサラリーマンっぽい小男の中年男性だった。
「・・・」
「・・・で、幾らなの?」
「?」
「援助交際でしょ?いや、お嬢さんみたいなスレてなさそうな子、おじさん好きなんだ!!」
「?いえ、違いま、あうっ!!」
おじさんが無理矢理キスをしてきた。
・・・お酒と餃子と・・・何の匂い?いや、変な匂い、くさい・・・いやあ・・・いや・・・
濡れた舌が、べろべろと私の口内を蹂躙する。その気味の悪さに卒倒しそうだった。
・・・いや、いや・・・いやあ・・・
買ったばかりの本がどさっと地面に落ちた。
「若い娘はやっぱりいいなあ。」
おじさんは口を離して嬉しそうに笑った。
「はあ、はあ、はあ・・・」
私はずるずると地面に座り込んでしまった。
「さて、ホテルに行くにも金も無いし、その制服じゃやばいし、ここで口でしてもらおうかな?」
おじさんはベルトを弛めて、チャックを下げ始めた。下着から固くなっているそれを取り出して私に見せつける。
「今ドキの娘はフェラなんて得意でしょ~。さあ、早く!!」
しゃがんだままで、おじさんのすえた匂いのするそれをおずおずと手に取ってみる。夜目にも大きくなったそれは、気色悪く湯気を立てていた。
・・・ううう・・・気持ち悪い・・・
「ほれほれ、電車が無くなっちゃうから、さあ早く!」
おじさんが腰を突き出した。目をつぶって、子供が苦手なものを食べるかのように私はそれを口に含んだ。
体内から湧き上がる嘔吐感に耐え、口内に入れてしまった。おじさんは満足そうに呻き声を上げて
「今度はペロペロと先っちょの方まで、舐めてみて。」
と言った。
ちゅぱ、ちゅく、ちゅぱっ、
「・・・ああ・・・気持ちいいなあ・・・極楽極楽と。・・・あれっ?よく見たらお嬢さん、高校生じゃないな、中学生か、その制服?」
私は口に含んだまま、彼を見上げてコクッと頷いた。興奮しているおじさんと目が合ってしまった。
「・・・かあいいなあ~・・・やあ、参ったな、おじさん、高校生と間違えちゃったよ~で、お名前は?口に入れたままいってごらん。」」
「・・・えい。あ~なみえい。」
「そっか~れいちゃんね、あやなみれいちゃん、と。」
おじさんは手帳に書き付けた。
「・・・さ、れいちゃん、お口がおろそかだよ。ホラ、もっと気合入れてしゃぶってね。」
おじさんは、そう言って私の髪を掴んだ。がんがんがんとお口にそれを突き入れる。
「あう・・・あう・・・あう・・・」
私は涙を流しながら、おじさんにご奉仕していた。
「ありゃ~れいちゃん、泣いちゃった!・・・じゃ、自分でやり易いようにやってみて。」
おじさんの手が離れて、少し楽になった。私は咳きこんでから、再度おじさんを咥え始めた。
あむっ、はぐっ、ちゅぱ、
司令に教わった通り、袋を揉みながら棒状の部分を舌で舐め上げる。何度も舌でなぞった後、先っぽを軽く含んで出し入れする。
お口の中が唾液で一杯になり、充分に湿った舌をおじさんのそれに巻きつけてやった。
ちゅぱ、ちゅくっ、じゅぱ、
「あ~おじさん、出しちゃいそうだ~れいちゃんのお口に出しちゃおうかな~」
牛乳飲みポーズで仁王立ちのおじさんが、気持ちよさそうに目を細める。
じゅぱ、じゅぱっ、じゅぽっ、
おじさんのそれが大きく膨らんで、違う味の液体が漏れてくる。
・・・おじさん、いくのかな?お口に出すのかな?・・・いやだなあ・・・
だが、私は手と口を休めはしなかった。途中で止めると、司令も青葉さんも怒り出す。精液を出し終わるまでご奉仕しないと、機嫌が悪くなるのだ。だから私は、もういいと言われるまで・・・
途端におじさんが、私のお口から引き抜いてしまった。
「?」
「・・・いやあ・・・おじさん、いきそうだったよ~れいちゃん、フェラ上手いんだね、本当に。やばかったもん・・・じゃ、塀に手を当てて、後ろ向いてごらん。」
「え?」
「え、じゃないよ。おじさん、時間無いんだから。ほらほら、早く早く!!」
訳も分からず、私は煤で汚れた塀に向いた。手を当てると同時に、おじさんが私のスカートの中に手を入れてきた。
「!んっ・・・う・・・」
おじさんは下着を膝まで一気に降ろしてしまった。
「結構、結構・・・白い下着が基本だよ。女子中学生は。・・・じゃ、今度はおじさんが、れいちゃんを気持ちよくしてあげるね。」
おじさんが妙に慣れた手つきで私を探る。
「ひ、ひゃ・・・あ・・・あう・・・んっ!」
「お、れいちゃん、細いのに結構乳大きいね。おじさん、嬉しいよ・・・おお・・・れいちゃん、濡れてる!!」
おじさんは私の突起を撫でながら、徐々に指を亀裂に埋めていく。反対の手でギュッと胸を掴まれる。乳首をブラウスの上から摘まれてしまった。
ちゅく、ちゅく、ぐちゅっ、
自分の身体から聞こえる淫猥な音が私を刺激する。
・・・おじさん・・・器用なのかしら・・・上と下、どっちも気持ちいい・・・んっ!あん、あ・・・
「ほらほら!れいちゃん!いいでしょ?いいでしょ?何処がいいのかな?」
「あ・・・んっ・・・中が・・・ああ・・・中が・・・あ・・・ん・・・んっ!・・・いいですっ!!」
くちゃ、くちゅ、びちゃ、
「いい・・・いい・・・あ、あっ!!んっ!!」
どうやら、私はおじさんの指遣いで思わず達してしまったらしい。目の焦点が合わせられなかった。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
「れいちゃん、気持ちよかった?」
「・・・はい。」
「これ、れいちゃんのおつゆ。こんなに出してエッチな娘だね。」
おじさんは指先についた私の愛液を美味そうに啜り上げた。
・・・気持ちよかった・・・気持ちよかったけど・・・何か物足りない・・・
下着をずり上げて振り向こうとした私をおじさんは制した。
「あ、だめだよ、れいちゃん!そのまま、そのまま。」
「・・・はい?」
「だって、おじさんまだいってないんだよ。さっきもお口に出してないんだから。・・・後ろ向いて。」
「・・・はい。」
再び、お尻が高く持ち上げられる。私を持っておじさんがそれを入れて来た。
にゅぷ、にゅぷっ、にゅぷぷぷぷ・・・
「んっ!あふっ!!・・・あ・・・あ・・・あんっ!!」
「・・・れいちゃん、ぬるぬるで気持ちいいよ。おじさん、幸せだ~」
「あん・・・あん・・・あ・・・あ・・・ああっ!!」
「そんなに気持ちいいの?・・・おじさん、嬉しくなっちゃうなあ!・・・れいちゃん、おじさんねえ・・・言いたい事があるんだよ~」
「んっ!・・・あん・・・は、はい?・・・あ・・・ああっ!!」
私を後ろから犯しながら、おじさんが告白してきた。
「おじさん、子供いるんだけど出来が悪くてねえ・・・親のいう事聞かないんだよ、全然!・・・奥さんはねえ、買物ばっかり行って、おじさんの事相手にしてくれないし・・・会社もね、部下は命令を全然聞かないし、上司は無茶なノルマを要求するし、酒でも飲まなきゃやってらんないよ、全く!!・・・あ、そうそう家のローンもあるんだ!・・・でも、れいちゃんって天使みたいにかあいいよ。おじさん、れいちゃんとだったら家庭と仕事捨てて、何処へでも行くよ。」
「・・・っう!・・・あ・・・あん・・・いい・・・いいっ!!」
私といえば、おじさんの告白を聞いている場合では無かった。余裕も無かった。
この間の相田君も、青葉さんも、司令ですら、かつて与えてくれる事の無かった快感に私は酔っていた。彼等は欲望の赴くまま、私を人形のように犯し、陵辱するだけだった。そして、自分の欲望を果たすと用も済んだと私をボロ雑巾みたいに捨てるだけなのだ。
おじさんは違った。
・・・成る程、おじさんは私を強姦同然に犯している。それは司令も青葉さんも相田君も変わり無い。だが、おじさんは私を優しく犯してくれるのだ。決して独り善がりではなく、私まで気持ちよくしてくれる・・・ああっ!
「れいちゃん、こっち向いて、おじさんとチューしよう!?」
おじさんが私の顔を軽く掴んで、舌を捻じりこんできた。私も貫かれながら、夢中になっておじさんの舌を吸った。もう、さっきの匂いも臭さも気にはならなかった。
「あ~おじさんの天使・・・れいちゃん、れいちゃん・・・おじさん、そろそろいきそうだよ~」
ぶにゅ、ぐちょ、ずにゅ、
「・・・ああっ、いい・・・おじさん・・・私も・・・いい・・・あ・・・いいっ!!」
私は絶頂に達した。おじさんの動きが速くなって、私は目の前が真っ暗になった。貧血の時の様に、視界に何も見えなくなった。
・・・あ・・・こ、これが・・・知らな・・・かった・・・あ・・・んっ!!
「あ、おじさんもいくよ、れいちゃん、お口で早く~!」
おじさんは私から離れて、顔を引き寄せた。しゃがんだままの私のお口に、おじさんのそれが突っ込まれた。
どくっ、どく、どくっ、
お口の中におじさんの精液が注ぎこまれる。私は夢中になって精液を飲んだ。ごくんと全て飲み終えた後、まだ精液を滴らせたままのおじさんのそれを口に含んだ。
「!いやあ、れいちゃん、凄い。お掃除までしてくれるんだ。・・・ひゃ、くすぐったい、でも気持ちいいや。」
精液が全て無くなるまで、舌で丹念にそれを清める。
「・・・もういいよ、もういいよ・・・れいちゃん・・・ありがとう。・・・あれっ、お金これしかないや。ごめんね、れいちゃん。本代にでもして。」
おじさんは、財布からお札を1枚取り出して私に握らせた。
「・・・じゃ、れいちゃん、おじさん電車の時間だから、もう行くね。毎週金曜日に、おじさんこの辺りにいるから。待ってるからね。じゃ、バイバイ!!」
「・・・さよなら・・・」
さっさとおじさんは身づくろいを済ませて、去って行った。
ハッと放心状態から立ち戻った私はノロノロと立ち上がった。脱げかけている下着をちゃんと履く。
書店のカバーがさっき買った本から外れていた。
ヘンリック・イプセン
ノルウェー(1828~1906)
劇作家、代表作「人形の家」
幸福、失意、そして自立。“人形"であることをやめた日、彼女の人生が始まる。
ヘンリック・イプセンの代表作『人形の家』が今、鮮やかに甦る。
鏡を取り出して顔を見てみる。おじさんの精液が、頬に少し付着したまま残っていた。
指で集めて、精液を口に入れた。
・・・来週、来よう・・・また行こう・・・
私はいつまでもおじさんを味わっていた。
つ、遂にやっちまいました。EVAです。
私、結構アヤナミストかも……ミサトさんも好き……う~ん、全部好き!
FatManさんの影響とお薦めでやってみました(汗)もろMTBの影響受けまくり……
多分続きます。(冷汗たらたら……)
FatManさんへ贈呈しています。