合コンに駆り出される、ということには、いささか恥ずかしい年齢になっていた。まして、子供が三人と愛すべき妻、という家庭があれば、尚のことである。
頼むから参加してくれよ、顔だけでも、というテニスコーチ仲間同士の誘いに乗ったのだが、全然面白くなかった。
「三鷹コーチは、お幾つなんですか?」
時計坂に近いどこかのテニスコートで、ママさん達にテニスを教えているという女の子が、ビールを注ぎながら尋ねてきた。
「ね、年齢ですか? よしましょうよ、年だけは食ってますんで」
とごまかすと、女の子はホホと笑った。口に当てた手首が妙に太い、と思った。
今日の僕は、あくまで人数合わせである。三十代以上限定の男と、テニスコーチをしている女の子の集まりだった。
五対五の五番に徹しなければならないのだ。
「私のお兄ちゃん、三鷹コーチと試合して、ボロボロに負けた、って言ってました」
また別の女の子が話に割り込んできた。
「あ、そう、そうですか……いつの頃の話だろう?」
「三鷹コーチ、運動のクールダウンの方法ですが」
「この間の世界選手権、ご覧になりましたか?」
どんどん話に女の子達が加わっていく。ふと仲間を見ると、男達はみんな僕を殺しそうな視線で睨みつけ、ビールのジョッキを呷っていた。
友情やつきあいを壊さないためにも、早く帰宅した方がいいのかもしれない。
「え~三鷹コーチ、帰っちゃうんですかぁ?」
僕が帰ると言い出すと、女の子が素っ頓狂な声を上げた。
「もっとお話したかったのにぃ~」
口々に言う女の子に手を上げて、僕は勘定分を幹事役に支払い、店の外に出た。
仲間のコーチ達は、邪魔者がいなくなったとばかりに、またそれぞれ狙いの女の子の横に群がっていった。
まあ、後は独身者達で楽しんでくれよ、僕は呟いた。
もう家に帰らなくては、という、いいパパの自分と、まだ家に帰るには早いという昔の自分が同居していた。
タクシーも拾わず、僕はてくてくと道を歩いていく。
深夜と呼ぶにはまだ若過ぎ、夕方と呼ぶには老け過ぎる夏の夜。手を繋ぎ、青春を謳歌する若いカップルを尻目に僕は歩く。
と、前に女の人が一人で歩いているのを見かけた。
長い長い黒髪が腰まで届き、素敵なプローポーションだった。年は恐らく三十を少し越えた程度だろう。
足取りは早いが、何かに怒っているようで、肩がそびえていて、猛々しい。夫婦喧嘩でもして、家を飛び出した奥さんといったところか。
暑い暑い夏の夜、犬も食わない夫婦喧嘩くらい、世の中にはたくさん転がっているのだろう。
だが、女性の後姿にはどこか見覚えがあった。
あれは、確か。
「音無さん!」
思わず呼びかけると、怒ってスタスタ歩いていた女性が、びくっと歩みを止めた。
果たして女性は音無響子さんだったのだ。
「み、三鷹さん!」
響子さんは手を口に当てて驚いた。いや、この僕でさえ驚いた。まさかこんなところで会うなんて、夢にも思わなかったからだ。
「こんなところで」
「こんなところで」
僕と響子さん二人の声が重なって、途切れた。そして僕等は笑い出した。
ひとしきり笑い合った後、
「どうなさったんですか、今日は?」
響子さんに尋ねられて、僕はテニスコーチの合コンに駆り出されたことを報告した。
やっぱり、響子さんは軽やかな声で笑った。
「三鷹さんて、そうですわね。昔から頼まれると断れなくって」
「そうなんです、全然成長してません」
「いえ、格好よくなられましたわ。明日菜さんはお元気ですか?」
「ええ、もう。三人の母ですから」
「そう。お幸せそうで何より」
五代君は、と言い掛けて、僕はやめた。
さっきの怒り肩を見ていれば、響子さんの機嫌のありかがよく判る。とにかく五代君が悪いかどうかは知らないが、夫婦喧嘩が原因だと勝手に思った。
「よろしければ……」
ああ、僕の、僕の口が勝手に先走っている。何を言おうとしてるのだろう。
「お茶でも飲みませんか、よろしければ」
「まあ」
響子さんは驚いてみせたのもつかの間、少したってから返ってきた返事は、
「ええ、ちょっとだけなら」
僕は小躍りした。本当に嬉しかった。
お茶、というのはウソの口実だった。
洒落たホテルの高層階にあるバーに、僕は響子さんを案内した。ここを使うのは独身時代以来、久しぶりのことである。
こっちが頼む前に、響子さんはいきなり強い酒を注文していた。
すぐに琥珀色の液体が運ばれてきて、
「お茶なんかじゃ、気が済みません」
言うなり、酒をクイと呷った。そのまま、僕の分のグラスを置いて下がろうとするウェイターに、
「お代わり!」
「ちょっと、響子さん、大丈夫ですか!」
「いいんです。飲まないとやってられません」
「いや、せめて乾杯くらいして下さいよ」
「あら、そうでしたわ」
それから僕達は笑い、久しぶりの再会に乾杯した。
もちろん、僕に下心がなかったとは言えない。そこまでウソツキではないのだ。グラスの中の液体は濃く、甘く、僕は酔ってしまうかもしれない、と思った。
そして夏の夜は、どことなく淫らであった。
「朱実さんもそうですか、お母さんですか」
「茶々丸のマスターも、とうとうね」
「じゃあ、変わってないのは」
「四谷さんと一ノ瀬さん!」
「四谷さんと一ノ瀬さん!」
これまた同時である。僕達はまた笑い合った。
あんまりおかしいので、本当に腹を抱えて僕は笑った。思えば不思議な住人達で散々な目に合ったが、今となっては懐かしい。
「イヤです、三鷹さん、そんなに笑ってわ」
その割りに響子さんも笑いを我慢するのに必死である。
「はは、お腹が痛いです……じゃあ、あの娘どうしてます?」
「誰です?」
「確か、やがみ、そう八神って娘がいましたよね。爆弾女子高生の。今は大学生かな、就職かな?」
返事がない。
知らないのかな、と思って響子さんを見ると、いきなり泣き出していた。それもテーブルに突っ伏して、泣いていた。
これでは、まるで別れ話を切り出した色男みたいである。
僕は慌てて、
「あの、響子さん? 響子さん?」
と恐る恐る聞くと、いきなりむくっと響子さんは起き上がって、ウェイターを呼びとめた。
分かれ話かと聞き耳を立てていたに違いないウェイターは、すぐにやってきて、
「何でしょうか?」
明らかに好奇心丸出しの顔である。
「お代わり。ダブルでお願いします」
「は、はいっ、ただいま」
「すぐに持ってきて下さい」
響子さんは駆けつけで酒を飲む。下がろうとするウェイターをまた呼んで、お代わりをするのだ。
「ちょ、ちょ、ちょっと飲みすぎですよ」
「放って下さい」
また飲む。
「ゆっくり飲みましょう、ね、響子さん?」
「……したんです」
グラスを見つめながら、響子さんが言った。ジャズのBGMと小声でよく聞こえなかった。
「え? 何ですって?」
「主人、八神いぶきさんと浮気したんです」
ぽつんと言われたため、よく意味が判らなかったが、だんだん話の深刻さが伝わってきた。
しかし、あの五代君が、と僕は、当初不謹慎だが、感心したのである。あんなに響子さん一筋だった五代君が、と驚いたのである。
「でも、五代君は何気にもてたからな」
七尾さんとか、八神さんとか、それなりにいろいろあった男である。そして、とうとう響子さんのハートを射止めた。
決してもてない男ではないのだ。
呟きに反応した響子さんが、ギラリと光る目を僕に向け、またグラスを呷った。
「ダメですよ、飲みすぎは」
「飲まなくちゃ、やってられません」
僕も腹がだんだん立ってきた。五代君は僕に約束したのだ。「響子さんを幸せにします」と、この僕に。
「くそっ、あ、お代わり下さい」
いつのまにか、響子さんのペースに乗せられて、僕も飲んでいた。
「八神さんは……幼稚園に遊びにきたらしくて、主人は断りきれなくて」
「デートかなんかしちゃった?」
「ええ、そして八神さんと飲みにいったらしくて……八神さんが気分が悪くなったらしく」
「休憩しちゃったんですか、ホテルで?」
「ええ。そう、その通りです。しかも」
「しかも……何です?」
僕はその先が聞きたくなっていた。喋り疲れて、咽喉を潤したくなった響子さんに、水割りを作ってやった。
「この三ヶ月くらい、ずっと会ってたみたいなんです」
大きな瞳に見る見るうちに涙が溜まり、頬に流れ落ちた。頬を拭おうとしない響子さんは、僕を見つめた。
五代君が憎くなった。何が悲しくて、響子さんを苦しめなくてはならないのだ。
本来、この美しい人は、僕と結ばれるはずではなかったのか! それを犬のマッケンローが、マッケンローのやつが……いや、僕の話はどうでもいい。
「どうして判ったんです?」
「香水の匂いをつけてくるのはいつものことなんですけど、ほら、保母さんやお母さん達の」
「ええ」
「何となくいつもと違う匂いの日があって、冗談で八神さんのでしょ、ってからかったら、急に真っ青になったんです」
迂闊だ、五代君、それは迂闊すぎる。男なら、黙って笑うか、冗談でも言うべきだ。
違う、僕が五代君を庇ってどうするのだ、何を言ってるのだろう、酒に酔っているのか。
「突然、浮気したって、真剣に告白されちゃって。三ヶ月前からとか、回数まで」
五代君は優柔不断で真剣な男だ。小心者なのだ。きっと、黙っていられなくなったのだろう。
浮気している間、心の中で震えながら、響子さんと接していたのだろう。春香ちゃんの顔を見ながら、押しつぶされそうになっていたはずだ。
あの八神いぶきのことだから、気分が悪いなんてウソに決まっている。そのまま、ホテルに五代君を引きずり込んで、無理矢理関係を結んでしまったのだ。
五代君は断りきれない奴だからなあ、おっと、ノンビリ同情している場合ではない。
「で、春香ちゃんは?」
「実家に預けて、飛び出しました。ムシャクシャしてたので、お酒でも飲みたかったんですけれど、茶々丸だと噂の種にされるのが関の山ですし」
そうか、だからあんなに怒り肩で歩いていたのか。
「……私、決めました」
黙り込んで相変らずのペースで飲んでいた響子さんが、言った。
目が据わっている、何だ、一体何を言おうとしているのだ。
「復讐します、あの人に」
「ふ、復讐? ど、どうするんです?」
離婚か、まさか五代君を傷つけようとでもいうのか。
「私も同じことするんです、三鷹さん……」
「は、はいっ!」
僕はまるで蛇に睨まれた蛙、だった。響子さんに逆らえない、魔法に掛けられたようなものだった。
「私を、抱いて下さい」
「は、はいっ」
裏返った声で返事をしてから、自分の言ったことの大事さに僕は震えた。
ほのかに見える白い裸身が、闇の中でおぼろに映っている。肩口にわずかに掛かるバスローブだけが、響子さんを守っているのだった。
「あ」
僕の指が肩に触れた途端、バスローブが床に音もなく落ちていく。熱く、白く、眩い身体をそっと抱き寄せた。
「あん」
初めての少女のように、響子さんは震えていた。こんなに成熟しきった身体なのに、震えていた。
恐怖? 後悔? 懺悔? それとも……
構わず僕は抱きしめて、肩にくちづけた。
「ん、み、三鷹さん」
「何です?」
今更恐いとは言われたくない。イヤ、と拒まれたら、このまま僕は響子さんをさらってしまおう。
「もっと、強くして」
「え?」
「もっと、強く、吸って。私に三鷹さんを刻んで」
「響子さんっ!」
抱きしめて、折れそうなほどの華奢な身体を抱きしめて。花のような匂いを思いきり吸って、僕は肌にキスをした。
まるで、三鷹瞬の刻印を、響子さんに刻むように。憧れの、夢にまで見た、そして一生もう手に入らないと思っていた響子さんに。
「ああっ」
深い吐息が火の息吹きに代わり、僕が抱きしめられた。最初躊躇していた腕を背中に回すと、響子さんが抱きしめ返し、
「もっと、強く」
そうして目を閉じる。目尻からぽとりと落ちていくしずくは、裏切りを後悔する悲しみの涙か、それとも復讐の炎の涙か。
唇を吸う。閉じていた唇が割られた。いきなり、響子さんの方から割って入ってきた。
官能が急速に膨れ上がり、僕はそれを求めた。絡めて、何度も何回も絡めて、響子さんの口を吸う。甘く、かぐわしい口を思う存分、吸って吸って吸い尽くした。
それでも足りずに、僕は夢にまで見た唇を吸い続けた。一瞬も離れたくない、そう思った。
徐々に身体の力が抜ける響子さんを抱いたまま、キスもしたまま、そっとベッドに寝かせていく。
「あ、あっ」
可憐な声のシンフォニー。
ただ、ひたむきに愛撫されていくことに応える、応えようとする響子さん。
白いシーツに、波打つ黒い髪が広がった。そして、それは響子さんの昂ぶりに比例してうねっていく。
言葉は必要ない。ただ、唇を肌に這わせばいいのだ。本当に白くてきれいな肌は、美しい曲線を描き、それに沿って唇を動かしていけばいい。
そうすれば、
「み、三鷹さん、私」
と、今にも死にそうな声が聞こえてくる。
ああ、こんな瞬間をずっと夢見ていた。テニスコートで初めて見た時から、僕は、狂おしくも切ない恋に落ちていたんだよ、音無響子さん。
あなたは、知らなかっただろうけれど。気づいていなかったのかもしれないけれど。
結局、五代君にあなたを奪われてしまったけれど。あなたは五代君のものになってしまったけれど。
もう片方の腕は、響子さんの中心を確かめるように伸びて、熱い花芯の中を探っていた。
「あっ、ああっ、ああん」
うなされるような声を上げて、響子さんが身体を反らした。細い首筋がばら色に染まり、そこにどうしてもキスがしたくなる。
軽く歯を立てて、噛む。弾力のある肌にキスの刻印を押し続ける。
「私、狂いそう、ああっ、もう、おかしくなっちゃう!」
それは僕も同じことだった。
蕩けそうな響子さんの視線、汗ばむ素肌。
響子さんを心の底から欲しいと思った。冷房をきかせているとはいえ、真夏の夜の暑さに、頭の芯を呆けさせながら僕は言った。
「あなたが欲しい」
答えを待つのが恐く、僕は視線を外し、花芯の中を激しく掻き回す。
途端に、
「う、奪って、下さい」
か細く、小さく、濡れた甘い声で、響子さんが囁いた。
「早く奪って下さいっ!」
キスを一つして、響子さんの上に乗る。
僕はとっくに勃起していた。
響子さんに握らせると、手のひらが驚きのために一回離れ、また戻ってきた。強い握力に僕は震える。彼女が、離したくはなく、でも欲しがっているということはもう明らかだった。
後は簡単なことである。僕を響子さんの花びらの中に埋没させる、進入するだけでいいのだ。
「う、ううっ、ああ」
振り絞る声の連続が響子さんの快感を物語る。
甘い声、汗だくの肌、性器の擦り合いが抱くということ。突然、胸の中に、五代君の情けない半べそと、妻の明日菜、そして三人の子供達の顔が浮かんでは消えていった。
「現実」と「欲情」の交差の中、だんだん僕も高まっていくのだ、響子さんに劣らず、激しい急カーブを描いて快感のグラフが伸びていく。
花びらのような唇を吸った時、響子さんの柔らかい舌に自分を絡めた時、「現実」が四散した。そして逃げようともがきながらも、しかし僕を抱きしめて離さない彼女を突いた。
「あん、もっと、三鷹さぁんっ」
響子さん、あなたを離さないと思いを込めて、狭い肉の中を突いた。
汗が落ちてきて、僕の目を塞いだ。横にあったタオルでそれを拭い、再び律動を開始させる。
「あっ、あっ、ああ、こんなの、あ、すごい」
白い足を両肩でつぶすようにすると、進入の度合いが深くなる。響子さんの花芯の奥底に到達し、刻むように突き進んだ。
だんだん、響子さんの顔が左右に振られていくスピードが、速くなってきていた。目をじっとつむり、時には自分の指を口に持っていって噛む。代わりに僕が指を差し出すと、おずおずとそれを口に含むのだった。
含むだけではなく、軽く噛まれて、疼くような痛みに全身が痺れていく。
薄く目を開けた響子さんが、そんな僕を見て笑っていた。柔らかく、慈愛に満ちた、そして非情かつ官能的な笑顔は美しく、僕の全身が沸騰する。
「あ、いく、いく」
声のトーンが裏返り、笑顔はエクスタシーの表情になるのに、響子さんは美しかった。乱れた黒髪の中に素顔が現れては消えた。
「ああ!!」
僕を抱く力が強くなり、やがて身体の弛緩と共にそれは小さくなっていった。
花芯の中に埋もれた勃起が放出感を訴え、最後の突きで響子さんをもう一度震えさせてから、僕はお腹の上に迸りを放った。
「たくさんキスマークをつけちゃいましたね」
僕が囁くと、響子さんはうつむいたがすぐに上を向いた。
「いいんです」
「いいって、どういうことですか?」
「復讐、ですから」
「復讐?」
物騒な言葉に顔をしかめる。だがバーでの響子さんの真剣な顔を思い出した。五代君と同じことをする、だから復讐すると言っていたはずであった。
「私、春香が心配だからもう帰ります」
と、すっかり母親の顔に戻ってしまった響子さんが言う。
何だか言い方が悪いが、現実的で所帯じみていて、物足りない気がしてしまう。
もう、響子さんには会えないのだろうか。あなたを抱けないのだろうか。
「三鷹さん?」
「は、はい?」
「どうしたんです、元気ないですよ」
響子さんは元通りで、僕の方がセンチメンタルになってしまっている訳だ。味気なくも、少し寂しい気持ちになった僕の気持ちを察してくれたのか、イスに座った僕の側にきてこう言った。
「あんなによかったのは、生まれて初めてです」
「響子さん」
しかし僕が抱きしめようとすると、また離れていく。それでも手を必死に伸ばして、響子さんを捕まえるのだった。
引き寄せて、僕は口を奪う。観念したのか、響子さんが目を閉じていた。
ゆっくりと吸いながら、コマーシャルのコピーが頭に甦っていた。
恋は遠い日の花火ではない、と。
(了)
亭主後述・・・
♪好きさ、好きさ♪
めぞん一刻放映時、次の回が、待ちどうしくて待ちどうしくてたまりませんでした。
石原真理子さん主演の実写版は知りませんが、アニメは面白かったですよね。(笑)
島本須美さん、神谷明さん、三田ゆう子さん、千葉繁さんという豪華声優の競演、そして何と主役の五代は!!
「あんなの(足)なんてただの飾りです、偉い人にはそれが判らんのですよ!」で超有名な(?)二又一成さん。
こんな渋いキャスティングに私はびっくりしたものです。(笑)
しかし、二又さんの情けない五代の演技には、すっごく感動しました。もう最高です。
結局、ハッピーエンドを迎えましたが、ちょっと後半では、三鷹に味方したくなった気分でしたので、夢を叶えてあげました。
というか、後半の五代はちょっと腹が立つもので。(笑)
今でも高橋留美子さんキャラでは、響子さんは第一位です。私も夜の外なら言える、好きだっ、響子さん……(爆)