友達の彼 ~ときめきメモリアル2~


 ごめん・・・私、謝らなくっちゃいけないんだ・・・
 本当にごめんっ、許して・・・
 私を憎んでるでしょ?怒ってるでしょ?
 殴ってもいいよ、私のこと・・・
 だって、それだけのことしてるもん・・・

 何度も考えたよ、何回も思い直そうって、考えたよ・・・
 もう、やめようって・・・でも・・・やっぱり、だめなの・・・
 もう、後にはひけないの・・・だめなんだよ・・・これ以上・・・

 あんっ、そこ、そこ、すごくいい・・・ああっ、そんなあ・・・そんなところ・・・ああ・・・だめ・・・ん、ん、ん、ん、んっ!
 感じちゃってるよ、私・・・すれた畳が痛いよ・・・んっ!!・・・でも気持ちいい・・・茶道部の部室でなんて、私・・・はしたない・・・いやらしい・・・
 ああん、そんなに吸ったら、恥かしいよう・・・あ、あ、あ、あ、あっ!
 え?あ・・・脱がせるの?こんな後ろ向きで・・・?あ、あ、ゆ、指が、そ、そんなあ・・・
 ん、ん、ん、ん、ん、ん、あ、あ、あ、あ、か、かきまぜたら、こ、声が!
 あ、あ、あ、いい、そこ、そこ、ん、ん、ん、ん、やだぁ、大きなっ、声がぁ、ああん!!
 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・もう腕がへなへなになっちゃう・・・
 あん?あなたの・・・当たってる・・・固い・・・熱い・・・あ、く、来るの?
・・・いいよ、来て来て・・・もう今日は誰も来ないし・・・って、あん、ああん、あ、あ、あ、ああっ!
 ど、どうしたの、今日は?あ、あ、あ、あ、ん、んっ、すごい、すごいっ、いいっ!  
 ふ、深く当たってるよう!・・・私の中までっ!・・・突いて、突いて、突いてっ!!・・・忘れさせて、うん、忘れたいの、あん、ああん、あ、い、いい、んっ!!
 忘れたいのよう、あのコのこと、今だけ忘れさせてよう・・・あ、あ、あ、ん、ん、もっと揺らして、感じさせてよ!・・・
 あのコの眼、見てられないの、私の1番の「親友」だった、あのコ・・・あのコの眼が、悲しそうな瞳が、私を見てるの!!・・・も、もう耐えられないの、我慢できないのよ・・・あなただって、そうでしょう?
 あん、そこ、いい・・・あ、あ、あ、あ、あ、ん、もっと激しくして、ね、ね、ね、お願いよう!
 ね、接吻して・・・はぁ、はぁ、はぁ、え?・・・今度は、正上位なの?
 口づけできるから、好き、これ・・・あ、あ、あ、また深く入ってきた・・・ん、ん、いい、いいよう、そう足上げたら丸見えね・・・あん、2人のあそこ、ぐちゃぐちゃでいやらしい・・・うふふ・・あ、あ、あ、ああ、頭の中が白くなってきた・・・ 
 ごめん、ごめんね、先にいっちゃうかも・・・いっちゃうかもしんない・・・あ、あ、あ、あ、やだ、やだ、やだっ、いく、いくう、いくよっ!!

 はぁ、はぁ、はぁ・・・よかった・・・いっちゃった・・・ごめんね・・・あ、あ、まだなの?すごい、すごい、あ、また来てる、来てる、来てるよ・・・私、おかしいの・・・身体が、身体が・・・あ、あ、ね、ねえっ、一緒にいこう・・・いこうよ、ね・・・ん、ん、ん、ん、接吻して、接吻して、んぐ、うぐ・・・あ、うん、そう、接吻が好きなの・・・
 また来てる、来てるう・・・あ~ん、いい、いい、いい、そこ、いいっ!!あっ・・・あ~死ぬ、死ぬ、いくう、ああん、もうダメ!!・・・

 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・気持ちよかったよ・・・あ、こんなに出しちゃったの? もう、部室のお掃除、大変なんだから・・・ふふっ・・・でもよかったから、またしようね?
 ね、もう一回接吻して、「琴子、愛してる」、って言って・・・

 光がいけないんだよ、ちゃんと見てないから。
 彼、最初はパッとしないなって、思ってたんだけど、すぐに茶道部に入部してきて。それですぐに私の家に電話してきて、誘うんだもん。うん・・・うん。もちろん最初は断ったよ。
 光の顔が浮かんだし、光の初恋の彼だって、聞いてたし・・・でも、何回も断るのは可哀想だったの。気の毒だったの。でも昼間の中央公園や植物園だったから、いいかなあ、なんて約束しちゃったんだ。

 そうしたら・・・何回か約束して・・・

 そうしたら・・・いつのまにか・・・好きになっちゃったの。

 光、覚えてる?

 一年目の聖誕祭の四人での待ち合わせ。巧君と彼とあなたと私。彼ったら、光のこと忘れてるみたいに、私と二回も乗り物、乗ってさ・・・あの時、後で私は彼を電話で叱ったの。
 「光を傷つける、なんて絶対に許せない」って。
 お笑い草よね、今から思えば。

 だって、それは私のことだもん。

 私が交通事故にあった時もそう。彼ったら、光との約束すっぽかしてさ、病院来てさ。うん、うん・・・もちろん「お見舞い」は嬉しかったんだけど・・・でも・・・あんなことされて、好きにならない方がどうかしてるわ!・・・あ、ごめんなさい。

 馬鹿よね、彼は・・・ううん・・・私も馬鹿。人のこと、馬鹿なんて言ってられないの。

 それでさ・・・茶道部の合宿中に、接吻されちゃったんだ・・・そう、夜、散歩に誘われて・・・きっと、彼のことだからって、安心してさ、でも、木の下でね、突然ぐいって・・・押さえ込まれて・・・接吻されたの。
 私、その後、部屋で泣いたの。みんな、心配そうに私のこと見てたけど。
 ううん・・・ううん、違うの。あ、光の顔がまず浮かんだの。どうしよう、どうしよう、って。
 その後ね・・・ね、怒らないで聞いてくれる?・・・ううん、怒ってもいい・・・ね、聞いて。
 私ね・・・嬉しかったの、接吻されて。そう・・・すごく嬉しかったの、だから泣いたんだよ。

 イヤな女でしょう?悪い女でしょう?ずるい女でしょう、私って。
 大和撫子が聞いてあきれるでしょ?

 もう、その後はなしくずしだった・・・クラスの文化祭の出し物の茶店の時、2人で彼とカレー作ってた時、茶道部の部室で休んでたら・・・抱かれちゃった・・・
 私はへなへなになって、彼にされるまま・・・うん、最初だけ痛かったけど、その後は夢中だった・・・だんだん気持ちよくなって・・・誰も来ない部室であんあんって、泣いて喜んで・・・上になって、下になって・・・何回も、何回も、汚らしい娼婦みたいに、いい、いいっ、もっと、って叫んでた・・・
 それからは、部室が私達の逢引きの場所よ。そうほとんど毎日、放課後に部活を終えて、みんなを送り出してから、夜までずっとずっと・・・愛し合ってたよ。

 イヤな女でしょう?残酷な女でしょう?ひどい女でしょう、私って。
 親友が聞いてあきれるでしょ?

 だって・・・好きなの、彼が。大好きなの!大好きなんだもんっ!
 裏切者でも、淫乱でも、何て呼ばれても構わないっ!
 受験のことだって、忘れそうなくらい!
 光にも、渡したくなんかないっ!そう、あなたに渡したくないの!!

 いい?
 まずね、しばらく見つめ合ってから、私は彼に接吻をせがむの。首に手を回して。最初は唇と唇をくっつけるだけ。
 次第に合わさった唇を、お互いにこじ開け、舌でお互いの歯とか歯茎を舐めるの。
 気分が高まってきたら、舌と舌で求め合うの。
 その頃には、私も濡れてきてる。身体が熱くなってきてる。
 彼もね、我慢できなくなってきて、私の髪の毛を撫でたり、胸に手を伸ばしてきたりするんだよ。
 私は彼にされるまま。自由に身体を預けとくの。大体、この辺りで畳に転がされるの。
 接吻はまだ続いてる。したまんま、ブラウスやスカートが脱がされていく感じかな。するするって。
 彼は首筋や、胸元や、お腹に情熱的な接吻をしてくれるんだよ。もう指がスカートの中に入ってる。
 ストッキングやパンツの上から、さわさわ、さわさわって撫でてくる。
 もう私はだめ。天井見たり、彼の顔見たりして、はぁはぁ言ってるだけ。
 私も時々、彼のに触ったりして、確かめたりするんだ。あ、熱いとか固いとか思ったりするの。
 パンツが脱がされちゃう。誰か来てもいいように、全部は脱がないけどね。
 私はぐしょぐしょ。指でこすられ、舌でべろべろ舐められて、あふれちゃうくらい。
 部室の畳も変えた方がいいかもしれないわ。うふふ。
 そこで軽く達しちゃうのかな?一瞬、白い光が頭の中を走る。そしてまた、はぁはぁって喘ぐの。
 来ないかな、来ないかなって朦朧としながら思うんだ。足が、恥ずかしくなるくらい大きく広げられて。
 胸がとくんとくんって鳴ってるのが判るんだ。来て、来て、ってずっと待ってるの。
 そして、そしてずぶって。一気に奥まで攻めてくるの。もう私は声も出ない・・・でも出ちゃう。
 あん、あん、あん、あん、あん、って。
 いい、いい、いい、いい、いい、って。
 あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、って。
 さっきも言った通り、汚らしい娼婦みたいに大きな声で叫ぶの。彼の腰が、動く、突く、責める、揺らすの、私を。
 また、いい、いい、いい、いい、いい、って。あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、って。あん、あん、あん、あん、あん、って。
 叫ぶの、悶えるの、泣くの、すごい、すごいっ、って。
 ん、ん、ん、ん、ん、ん、って声にならないこともあるよ。

 後ろからされたり、彼に跨ったり、のこともある。そういう時は、私が自分から動くの。
 もう自分で気持ちいいとこ、判るからね、彼のを当てて、何回もこするんだ。そうしてる間に、私はイっちゃうの。
 死ぬ、死ぬ、いくう、ああん、もうダメ!!って思わず絶叫してる、いやらしい声で。
 真っ白な光の中に入っちゃうんだ・・・本当にいいの、感じちゃうの。くたくたで何も考えられないの。
 心地いい疲労感でいっぱい。
 もうダメって、そう思うの。
 その後はいっぱい接吻して、お互いを確かめあう。何回も接吻する。
 舌と舌を絡めて、そして、「愛してる」って言うの。

 あれ、光?光?!ヒ・カ・リったら、泣いちゃったの?・・・
 うん、そう。ごめんね、私って悪い女なの。
 ごめん、ごめん、ごめんなさい・・・光。

 でも・・・彼は渡さないから。何があっても離さないから。

(了)

 

亭主後述……

男を巡って、女同士の友情は果たして成立するのか、という高尚な命題に挑戦。(笑)
ときメモ2では、光と琴子の二人は無二の親友として登場致します。
光の幼馴染みの彼は、パッとしない印象を琴子に与えますが……徐々に惹かれていきます……
さて女同士の友情の行方は如何に。
こういうサヤの当て合いは真面目にありそうですね。こわ……
コギト=エラムスさん(DDDさん)にお送りしています。